「クラシック」も今季のキーワード。レディなスカートスーツは、そんな今季を象徴するアイテムの一つとして登場した。
デコルテやボディラインを強調するシルエットのジャケットに、膝下丈のペンシルスカート、素材は上質なウールやカシミヤを使い、フェミニンなカラーかクラシックなチェックを選ぶのがポイントだ。
「ニナリッチ」の真っ赤なセットアップは、往年の女優のよう。ジャケットはウエストをシェイプしたシルエットで、足元はピンヒールのストラップパンプス。メイクも真っ赤なリップをポイントに、パリのクチュールメゾンならではのエレガンスを表現してみせた。
「ドルチェ&ガッバーナ」のスーツは素材もクラシックなツイード。こちらも真っ赤なリップとアップスタイル、クロコのハンドバッグで正統派なスタイリング。
「グッチ」のスカイブルーのスーツは、胸元が大きく開いたノーカラージャケットとタイトスカートの組み合わせ。レザーのグローブや、クロコのバッグ、シーム入りのストッキングでセクシーなコーディネート。
「ディオール」では、1947年のムッシュ・ディオールのデビューコレクションで登場し、メゾンを象徴するアイテムとなった「バージャケット」を、素材にウールデニムを使用してモダンにアップデート。女性らしいボディラインを引き立てるシルエットは、パンツスタイルもフェミニンに演出する。