パリのメンズファッションウィークで発表された「ジバンシィ(Givenchy)」の14SSメンズコレクション。
クリエーティブディレクターのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)はアメリカとアフリカへの旅からインスパイアされ、1970年代のコンピューターマニア達やロサンゼルスのスケーター達、アフリカの原住民のイメージをデザインに落とし込んだ。
モノトーンがメインだった前シーズンから一転、ブルー、レッド、白、黒、ベージュを基調としたカラフルなプリントがコレクション全体を彩った。レトロなコンピューターやスピーカー、マサイ族やズールー族の文化に見られるイコノグラフィーや民族衣装風ストライプをコラージュしてプリント。それらをパッチワークしたり、アイテムをレイヤードしたりすることで柄と柄が更に組み合わされ、幾何学的デザインを強調する。
アイテムは、オーバーサイズのパーカやシャツ、バミューダパンツ、サンダルなどストリートウエアに、ドレスシャツやジャケットなどフォーマルなアイテムをミックス。バミューダパンツにはレギンスやエプロンを合わせて提案。前シーズンにも見られた、ブルゾンを腰に巻くスタイリングも引き続き登場している。