ワールドは、13-14AWよりスタイリストの百々千晴プロデュースのウィメンズブランド「ジンジャーエール(GINGER ALE)」を展開する。
ジンジャーエールのような繊細な辛さとほのかに感じる甘さをコンセプトに20代後半から30代前半の女性をターゲットにコレクションを提案。今秋冬は、ゴブラン織りのミニドレスやベルベットのロングドレス、テーラードジャケット、ロゴTシャツなど様々なシルエットや素材使いの商品を製作。スカートやパンツはミニ丈、トップスはパフスリーブなど肩に少しボリュームを持たせたものを多くラインアップした。「ハルタ」とコラボレーションしたローファー、スリムデニムパンツは定番アイテムとして継続していく予定。
価格帯はシャツ9,500から1万4,000円、カットソー5,800から1万1,000円、パンツ7,600から3万2,000円、ジャケット1万8,000から6万2,000円、コート2万9,000から4万9,000円、靴1万3,000から4万8,000円。アイテム構成はトップス65%、ボトムス20%、服飾雑貨15%。オリジナル商品は8割、2割は雑貨を中心としたバイイング商品。同ブランドMD・小畠瑞江氏は「1号店の売り場の他店舗より、価格帯は若干高めだが、ブランド力で戦いたい。お客さんには好きなように着てほしい」と話す。
9月上旬には新宿ルミネ2に1号店をオープン。同時にワールドオンラインストア、ゾゾタウンなどでオンライン販売も行う。初年度売り上げ目標は2億円。
ルミネ店の内装は、展示会でも中央に設置されたブロックチェックの床や天井から吊られたリングライトなど、「自分自身が好きなデザインを選んで」(百々)構成される。
「ファッション性が高く、ストリートカルチャーも分かる方と取り組みたいと考えたところ、必然的に百々さんの名前があがった。マーケティングに対する理解力と提案力があり、ビジョンもある。彼女が以前手掛けていたブランド『ボニースプリングス』を見てテイストはそのままにしっかりとマーチャンダイジングを組み、規模感を出してやりたいと思った。来年からは販路を広めて、路面店出店を目指したい」と榎伸介ブランドマネージャー。
立ち上がりに先行して7月2日に行われたエルオンライン主催による受注会では、レオパードのスタジアムジャンパーが最も人気だったという。
百々はファッション誌や広告など幅広くスタイリングを手掛ける他、昨年3月に創刊した『ユニオン・マガジン(Union Magazine)』編集長、ジュン(JUN)のブランド「ボンジュール・ガール」ディレクターを務めている。