秋冬の主役、ファーもカラフルになった。モンゴリアンファーやアストラカンなど毛足の長いファーを選び、ボリューミーなフォルムだが、鮮やかなカラーリングのおかげでゴージャスマダム風ではなく、フレッシュな印象で着こなせる。
初のランウエイショーをロンドンで開催した「トム・フォード」のコレクションに登場したのは、真っ青なファーの襟が付いた、赤いバラ柄のパープルのコート。白黒のグラフィックなトリミングが施されたパワフルな一着。
「ロエベ」のショーでは、白や真紅に染められたファーコートがフィナーレを飾った。5月に東京で初披露された「ジュンヤワタナベ・コムデギャルソン」とのコラボコレクションのショーでは、ボーダーTシャツやデニムを合わせてロックスター風パンクロックなスタイリングも提案している。
「ランバン」のファーのショールは腕を通すことができるデザイン。ショーでは片腕だけ通してマフラーのようにスタイリングしているが、両腕を通してボレロのように着用することも可能。展示会でも評判だったようだ。