ファッションデザイナーの芦田多恵は1964年7月3日生まれ。東京都出身。自身のファッションブランド「ミスアシダ(MISS ASHIDA)」「タエアシダ(TAE ASHIDA)」のデザイナーを務めている。
ファッションデザイナーである芦田淳の次女として生まれ、スイスのル・ローゼイ高校を卒業後、アメリカのロードアイランド造形大学に入学。在学中に、クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)がデザイナーを務めていたジャン・パドゥ社と、ニコル・ミラー社で研修を受けた。1987年に同大学アパレルデザイン科を卒業し、芸術学士号を取得。
1988年にジュンアシダに入社し、91年には第1回となるミスアシダコレクションを発表する。この年から東京コレクションに参加する他、雑誌「ヴァンテーヌ」や「クラッシィ」などで連載を持つようになる。93年からはサッカーのユニフォームや女子高校の制服、帝国ホテルの制服、東京ディズニーリゾートのコスチュームデザインなどを手掛けている。
2005年には日本テレビ系列「ザ・ワイド」にコメンテーターとしてレギュラー出演し、また07年には日本女子大学客員教授に就任するなど、多方面で活動するようになる。10年には交流があった宇宙飛行士の山崎直子の船内服をデザインした。
ミスアシダは日本の人気女優達を顧客に持ち、藤原紀香や水野真紀が着用したウエディングドレスでも有名。また、モードを全面に押し出したタエアシダは13SSにスタートし、同年の日本ファッション・エディターズ・クラブ賞で特別賞を受賞している。
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