「アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)」が、10月に日本初の旗艦店を東京・青山にオープンすることを発表した。
同ブランドは現在、伊勢丹新宿店、ドーバーストリートマーケット・ギンザ、阪急うめだ本店にショップインショップ、銀座三越にハンドバッグのショップインショップを展開。今回が国内5店舗目の直営店となる。店舗のプロデュース及び運営は、アレキサンダー・ワン社と日本のリテールパートナーであるクラブ21ジャパンが共同で行う。
青山店ではメインラインの他、Tシャツやジャケットなどの定番アイテムライン「T by アレキサンダー・ワン」、バッグやシューズなどメンズ・ウィメンズのフルラインアップを扱う。また、2012年にデビューしたライフスタイルアイテムにフォーカスしたライン「オブジェクト・コレクション」や青山限定のアイテムも登場する予定。店内は、全世界で展開している他の店舗同様、アレキサンダー・ワンのニューヨークのスタジオやショールームをイメージしたデザインを踏襲する。
クラブ21によると、2012年1月にオープンした伊勢丹店では、6月の売り上げ前年比175%を達成。実需に対応するプレフォールのカットソーが好調なのに加え、定番のシルクシリーズが飛躍的に伸びているという。「同じ商品でも去年に比べ今年の売り上げが急増している。ブランドの認知度が上がってきている証拠」とクラブ21は分析している。
また、同ブランドはアジアでのビジネスも活発。年内に上海、香港、ソウル、バンコク、シンガポールなど、アジア全域 で14店舗をオープンする予定。昨年よりECサイトにも力を入れており、オンラインブティック「ユークス(Yoox)」とパートナーシップを組み、中国、香港を含むアジア太平洋地域に販売している。