パリジェンヌが足繁く通う、パリ・ランビュトー通りのおすすめグルメ&スポット5選【From cities 世界の都市に憧れて vol.9】

2021.06.29

連載【From cities 世界の都市に憧れて】では、パリミラノ、NY etc...世界の都市の街のこと、注目アドレスやリアルなシティスナップなど、現地からの最旬情報をお届け! 近い未来、また気兼ねなく海外へ行き来できるようになったら行ってみたい、暫くは、そんな気持ちも込めてお送りしていきます。

第9回目は、フランス・パリのランビュトー通りにフォーカス。

パリといえば、シャンゼリゼ通りやサントノーレ通りなどが有名ですが、パリジャン&パリジェンヌが足繁くかよう通りは、他にもたくさんあるのです。今回は、その中から、パリ在住スタッフが一押しする「ランビュトー通り(Rue Rambuteau)」で楽しみたいグルメ&スポットをご紹介します。


“Qu'est-ce que la Rue Rambuteau ? ”
はじめに知っておきたい、「ランビュトー通り」のこと

パリ中心のブティックの立ち並ぶマレ地区の端にある「ランビュトー通り(Rue Rambuteau)」
ランビュトー通りは、マレ地区の「フランブルジョワ通り(Rue des Francs-Bourgeois)」が終わった地点から始まり、西へポンピドゥーセンターを通過して、「セバストポール大通り(Boulevard de Sébastopol)」にぶつかるまでの通りを指します。

元々は、近所の商店街のような庶民的な場所で、野菜、、魚、パンなどの日常の生鮮食品を売る店やカフェが軒を連ねていた通り。最近は入れ替えもあり、新しいおしゃれな店が増えてきており、マレでショッピングを楽しんだ後やポンピドゥーセンターで展覧会を観た後などに、お腹が空いたらふらっと気軽に立ち寄れる店が充実しているスポットです。



それでは、早速、ランビュトー通りのレコメンドグルメ&スポットをチェック!


01.「BIOBURGER」
ランビュトー通りで、軽食を楽しむならここ!


学生の頃からファストフードを沢山食べてきたフランス人の2人組が、“自分たちが食べているファストフードは、体に良くないのでは? ”という疑問から、“体に良いファストフードを”という思いで、2011年にスタートさせた「BIOBURGER」。


同店で提供されるメニューのコンセプトは、100%オーガニックで、GMO(遺伝子組み換え食品)ではない新鮮な食材を使用し、かつ、手ごろな価格のバーガー。どのバーガーも人気ですが、定番は、チェダーチーズとオニオンコンフィ入りの「L’original」。カリッと揚げたてのポテトもとっても美味しい。

マスタードやケチャップ等は、必要な分だけセルフサービスで持っていくシステムなので、利用する人は、もらい忘れのないように! 
なお、この「BIOBURGER」、フランチャイズの店舗を含め、パリでは数件の店舗を展開。大手バーガーチェーンのセットメニューに比べても、質を考えるとコスパ良く楽しむことができます。

【店舗情報】
Bioburger
住所:13 Rue Rambuteau, 75004 Paris
URL:https://www.bioburger.fr/

・単品バーガー 8.40€~
・セットメニュー(バーガー+ポテト or コールスロー+ドリンク) 11.90€~
・ベジバーガーやキッズメニュー(6.5€)も展開


02.「OLIVE&THYM」
レバノン料理をフランス人向けにアレンジしたストリートフードがコンセプト


ポンピドゥーセンターを通り過ぎて、ランビュトー通りが終わる辺りには、レバノン料理のレストランやテイクアウトのお店が何件か並んでいる。この内の一軒で店を経営していたレバノン人の兄弟が、ランビュトー通りから一歩入ったキャンカンポワ通りで小さなレストラン「OLIVE&THYM」をオープン。ランチタイムは、パリの若者たちで賑わっています。


この日もパリジャン&パリジェンヌが集う店先
サラダ+ファラフェル、薄切りビーフのマリネ、カリカリチキンなど、あるいは、ライス+ビーフソーセージ、チキン、薄切りビーフのマリネなどが合わせられたワンプレートボールメニュー「CARTOUNÉE」が評判。

中でも同店の看板メニューは、ファラフェル(ひよこ豆とそら豆をベースに香辛料を加え、成形して揚げたもの)との組み合わせ。


美味しそう〜! このランチボックスを持ってピクニックに行くのもいいかも
この店に限らず、マレ地区には、ファラフェルサンドの店が集まる通りもあるくらい、ファラフェルは、パリでも人気のフード。「OLIVE&THYM」では、彩の良い野菜もたっぷり添えられたヘルシーなワンプレートになっているので、健康志向の女性にも大人気なのだそう。


【店舗情報】
OLIVE&THYM
住所:60, rue Quincampoix 75004 Paris
URL:https://sioupla.it/olive-thym/

・テイクアウト 単品:13€~
・テイクアウト セットメニュー(CARTOUNÉE+ドリンク)16€


03.「Terres de Café」
コーヒーブレイクはここ! こだわりの一杯を堪能して


2009年創設の「Terres de Café」。最高のカフェを求めて生産地を回り、フランス風なカフェを求めて、厳選されたこだわりのコーヒーを提案している。

ランビュトー通りにあるこの店舗は、とてもかわいらしいサイズ感。天気が良ければ店先に出された2つのテーブルでコーヒーを頂くのもいい。待ちゆく人を眺めながら、ゆっくりと絶品コーヒーを味わいたい。

なお、スタンド的なカフェというより、もう少し落ち着いてコーヒータイムを楽しみたいという時は、この店から徒歩2分程度の立地にあるブラン・マントー通りの店舗(36, rue Blancs Manteaux)がおすすめ。そちらの店内には、ハンギングチェアがあり、よりのんびりとしたひとときを過ごすことができる。一人でも入りやすい店環境も嬉しい。

ブラン・マントー通りの店舗外観


店内では、コーヒーの他に、関連商品の販売も
(ランビュトー店でも販売はありますが、ブラン・マントー店の方が種類が豊富)


【店舗情報】
Terres de Café ランビュトー店
住所:14, rue Rambuteau 75003 Paris

Terres de Café ブラン・マントー店
住所:36, rue Blancs Manteaux 75003 Paris

URL:https://www.terresdecafe.com/fr/

・エスプレッソ 2.5€~


04.「À LA MERE DE FAMILLE」
ランチのついでに、お土産のショッピングも!


「À LA MERE DE FAMILLE」は、創業1760年、経営者を何度か交代しつつ営業を続け、今、パリで一番古いと言われているお菓子屋さん。店(35, rue Faubourg Montmartre)は、歴史的建造物に指定されている、とても趣のある店。

ここランビュトー通りの店舗は、本店に比べてコンパクトにまとまっているものの、ちょっとしたお土産にも良さそうなタブレットやカリソン、パート・ダマンド(マジパン)のお菓子などが10€前後で見つかる。



今回、紹介するのはパッケージが可愛くって思わず手にとった、ミルク、ブラックチョコレートの「ロシェプラリネ」(12€)。

チャーミングなイラスト入りパッケージのスイーツを発見!

パート・ダマンドのお菓子は、季節の行事にあわせたものものあり、5月には、母の日用にバラを模ったものが登場したり。


パート・ダマンドでできたリンゴやパンなど思わず微笑んでしまうような商品も様々にそろい、甘党でなくても、見ていて楽しい発見があるショップです。

【店舗情報】
À LA MERE DE FAMILLE
住所:23, rue Rambuteau 75003 Paris
URL:https://www.lameredefamille.com/


05.「Musée des Archives Nationales」
フランス国立公文書館で、ピクニックをしてみよう


食後の休憩が必要な時は、近くの「フランス国立公文書館(Musée des Archives Nationales)」に立ち寄って、ピクニック&休憩をしてみては?

入口で荷物検査がありますが、入場自体は無料。門を入った中庭、または右手奥にある庭で、通りの喧騒を忘れて休息タイムに。パリの街中は、通りも狭く、車や人の音がうるさいなと思うこともあるけれど、この中庭に一歩入った途端、嘘のように静かな空間に出会えることがあります。


アルコールは禁止ながら、飲食は可能なので、持ち込んだテイクアウトランチやお茶を楽しんでみて。お昼時間は、同僚や友人とランチを楽しむ人が多く、ベンチは直ぐに埋まってしまうことも。しかし、それ以外の時間帯は、人も少なく、のんびりと過ごすことができます。

【施設情報】
Musée des Archives Nationales
住所:60, rue des Francs Bourgeois 75003 Paris
URL:https://www.archives-nationales.culture.gouv.fr/


【合わせてチェックしたい】
その他のおすすめグルメ&スポット⑦

“上で紹介しきれなかったものの、やっぱりここもおすすめしたい! ”そんな、7つのグルメ&スポットをピックアップ。見逃しなくチェックして。


①HOMER

【店舗情報】
HOMER
住所:21, rue Rambuteau 75003 Paris
URL:https://www.homerlobster.com/homer-lobster

・ロブスターバーガー 単品18€/23€ユーロ、ドリンクセットメニュー22€/27€


②CARRE(銀座のセントル・ザ・ベーカリーがパリに出した店)

【店舗情報】
CARRE
住所:5, rue Rambuteau 75003 Paris
URL:https://ja.carrepaindemie.com/

・食パンサンド:卵8€、ツナ12€、とんかつ18€、クラブサンド20€、フルーツサンド20€等


③ARTISAN DE LA TRUFFE PARIS

【店舗情報】
ARTISAN DE LA TRUFFE PARIS
住所:19, rue Rambuteau 75003 Paris
URL:https://www.artisandelatruffeparis.com/

・トリュフ風味クロックムッシュー13€ トリュフ風味タリアテッレやリゾット13€、ホットトリュフ9€等


④Chez Meunier

【店舗情報】
Chez Meunier
住所:18, rue Rambuteau 75003 Paris
URL:https://www.chezmeunier.fr/

・オーガニックの小麦を使用したパンや、ビエノワズリー、軽食を提供。
・ギャラリーラファイエットグルメ内にも出店。
・サンドイッチと飲み物やデザートを合わせたランチのセットメニューもあり、お昼時は近所で働く人の列が出きる人気店。
・ランチメニュー(クラッシックサンドイッチorキッシュ、ドリンク、デザートセット9.50€~)


⑤Pain de Sucre

【店舗情報】
Pain de Sucre
住所:14, rue Rambuteau 75003 Paris
URL:https://www.patisseriepaindesucre.com

・質の高い、クリエイティブなパティスリーで、以前からここでお店を経営している根強い人気の店。
・外のテーブルで飲み物と一緒にお菓子を頂くことができる。
・店員によると、看板のお菓子はラム酒たっぷりのババだそう。
・写真はフランボワーズレモンのジュレの入った、オレンジフラワーウォーターとバニラのクリームに花が添えられた可愛らしい一品。さっぱりとした味わい。
・すぐ横に、パンや総菜系の商品(パテ、キッシュ、プティフールサレ等)を販売する店も。
・お菓子単品6.5€~


⑥Pralus

【店舗情報】
Pralus
住所:35, rue Rambuteau 75003 Paris
URL:https://www.chocolats-pralus.com/

・チョコレート、ピンクのプラリーヌ(キャラメリゼしたヘーゼルナッツ)入りのバターたっぷりブリオッシュ、プラリューヌでも有名




⑦PATRICK ROGER

【店舗情報】
PATRICK ROGER
住所:43, rue des Archives 75003 Paris
URL:https://www.patrickroger.com/

・MOFタイトルを持つ奇才シェフの高級ショコラショップ


パリ・ランビュトー通り特集は、いかがでしたか?

いつかまた気兼ねなく海外に出かけられるようになった暁には、本記事で紹介のグルメ&スポットをぜひチェックしてみてくださいね。

>>連載【From cities 世界の都市に憧れて】一覧はこちらから


編集部
  • ①BIOBUERGER
  • ②OLIVE&THYM
  • ③Terre de Café
  • ④A LA MERE DE FAMILLE
  • ⑥その他のお店
  • ⑥Pain de Sucre
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