「トッズ(TOD’S)」はミラノサローネに合わせて、日本のデザインスタジオ「ネンド(nendo)」とコラボレーションしたメンズデッキシューズの新作「エンベロープ・ボートシューズ」を発表。それに伴い、スピガ通りにあるショップのウインドーディスプレイをnendoが手掛け、「エンベロープ・ボートシューズ」のコンセプトを道行く人にビジュアルで伝えていた。
通りに面したエントランスを挟んで左右二つのウインドーを使ったディスプレイは、“タイトストリング”で封をするレザーの書類封筒が郵便受けから飛びだし、その中から出てきた紙の上にエンベロープ・ボートシューズが乗って飛んでいくというストーリー仕立て。
ウインドーのコンセプトについてnendoを率いる佐藤オオキ氏は「大切な手紙を包んで遠くまで運び、人に喜びを届ける『封筒』から着想した。足を大切に包んで遠くまで運んでくれるように、喜びを届けてくれるシューズとなってほしいと表現した」という。手紙が途中からシューズに変身して飛んで行ってしまうような軽やかな演出だった。