スウォッチ グループ ジャパンは、世界初の機械式ムーブメントを搭載した「システム51(SISTEM51)」4モデルの日本での販売を開始する。5月29日、パンツェッタ・ジローラモと女子サッカー日本代表・岩清水梓選手を迎え、発売を記念した記者発表会を開いた。
昨年4月に初披露された「システム51」は、合計51のパーツで作られた100%スイス製の自動(自動巻)機械式ムーブメント。従来の機械式腕時計の約半分以下のパーツでできており、最大90時間という抜群のパワーリザーブが特徴。スウォッチらしくデザインにもこだわり、文字盤にはムーブメントに使われている19石のルビーのうち6石を見ることができ、背面からは透明のローターを通して中心部を眺められる仕組みになっている。
今回発売するのは、“白黒の星の地図”を表す「システム・ブラック」、“ルビーの赤”を象徴する「システム・レッド」“青い地球”を意味する「システム・ブルー」、“新世界の探求”と位置付ける「システム・ホワイト」の全4モデル。価格は1万6,204円で、取り扱いはスウォッチ ブティック銀座のみ。
記者発表会に登壇したスウォッチグループジャパンのクリストフ・サビオ代表取締役社長は、「“51”はスウォッチにとってシンボルともなる大切な数字。革新的なムーブメントでありながら、価格やファッション性にも考慮した素晴らしい腕時計だ。このシステム51を発表できることを誇りに思う」と述べた。
ネイビーのスーツにラフなノータイ姿のジローラモは「システム・ブルー」を、彼がコーディネートしたというブルー系の爽やかなファッションに身を包んだ岩清水選手は「システム・ホワイト」を腕に着けて登場。「1本のネジを中心に一つのユニットとして結合されているシステム51の仕組みは、まさにキャプテンを中心にフォーメーションを組むサッカーに共通するものがある。スウォッチは母が使っていた記憶があり、自身も中学生の時に初めて着けた腕時計がスウォッチだったので、とても思い入れがある」と岩清水選手。ジローラモ氏は、「スウォッチに出合ったのはイタリアで大流行していた26年前で、当時購入したものは今も大事に取ってある。新しいシステム51は使いやすく、シーンを選ばずに取り入れられるところが魅力。カジュアルもいいけれど、スーツなどに合わせたり、お洒落な使い方を楽しんでほしい」と語った。