1月15日、オランダのデニムブランド、ジースターロゥ(G-Star RAW)がベルリンファッションウイークにて2013年秋冬コレクションを発表した。ショーでは映画スターのマイケル・マドセンが登場し、アートパフォーマンスを披露するというサプライズ演出があった。
コレクションはミリタリーやワークアイテムをモチーフにカーキ、ブラウン、墨色、インディゴなどのカラーパレットで構成。マザリンと名付けられた中国の生地からインスパイアされた青紫のデニム素材を新たに提案している。
アイテムでは立体的なシルエットを描く3Dデニムの追求や、さまざまな素材・色使いを試みた。デニムは以前発表され人気だったデニム2モデル「Aクロッチ」「チャーリーパンツ」が今シーズン復活。チャーリーパンツは3Dデザインにカスタマイズされ、1940年代の米軍パンツからインスピレーションを受け、ルーズな深い股上と屈曲した膝周り、テーパードシルエットなどが強調された。更に重量感あふれる20オンスデニムが多く登場し、Aラインのジャケットやデニムパンツとして展開。また、デニムだけでなくウール素材を使用したウィメンズのスキニーパンツやチャーリーパンツも発表された。
ジースターロゥはショー演出にサプライズが多く、今回は「レザボア・ドッグス」「キル・ビル」「フェイク」「シン・シティ」などに出演しているマイケル・マドセンが登場し詩を朗読。この他、オランダのシンガーソングライター、アン・ソルダートによる演奏や、バレエのパフォーマンスも行われた。これまでにもデニス・ホッパーやベニチオ・デル・トロなどのハリウッドスターが登場し、パフォーマンスを行っている。