モデルのTAO(岡本多緒)は1985年5月22日生まれ。千葉県出身。
小学6年生で身長が170cmを超えたことで、その長身を生かそうと14歳でモデルデビュー。高校時代にはイギリスに1年間留学して英語を学び、20歳で単身渡仏。自らモデル事務所と交渉して契約すると、その年のパリコレクションに出演した。
2009年のニューヨークコレクションでは、それまでの長髪を止めてマッシュルームカットで出演。これがブレイクのきっかけとなり、「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」や「ベネトン(BENETTON)」の広告モデルに抜擢される。この髪型は後に“TAOヘアー”と呼ばれ、日本の女性の間でも流行した。「3.1フィリップリム(3.1 Phillip Lim)」のファッションショーでは、他のモデルが全員“TAOヘアー”で登場し、自身もミューズに抜擢されるなどの活躍を見せる。
その後は、第52回FEC モデル・オブ・ザ・イヤーを受賞し、『ヴォーグ ニッポン(VOGUE JAPAN)』で表紙を飾るなど、モデル界で一躍注目を集める存在に。「ジバンシィ(GIVENCHY)」の2011年春夏コレクションでは、前髪を更にショートにカットした個性的なヘアスタイルで登場した。
2013年には、ハリウッド映画『ウルヴァリン:SAMURAI』のヒロイン役に抜擢され、女優としての活動もスタートした。