三越伊勢丹ホールディングスは今夏、東京の玄関口として更なる発展が見込まれる羽田空港を戦略エリアと位置づけ、新たに2店舗を同空港内に出店する。新しい価値創造及び顧客接点の拡大が狙い。6月13日に国内線第1旅客ターミナル内に出店中の「イセタン羽田ストア」に続くメンズ2号店を国内線第2旅客ターミナルに出店。
「イセタン羽田ストア(メンズ)ターミナル2(以下、メンズ2号店)」の営業面積は約440平方メートル。既存1号店のコンセプトを踏襲し、ラウンジ感覚の店舗空間の中で百年愛用してもらえるような良質のモノやコトを提案する。
店内を「リラックス」「ジェットセット」「ギフト」「エントランス」の4ゾーンに分けて、旅先に向かう顧客の要望に応じた商品展開を展開する。
「リラックス」ゾーンでは、シーズンごとのカジュアルウエアやレザーを中心としたバッグやシューズに加え、インナー、シャツ、ニットと幅広いアイテムを用意。「ジェームス・パース(JAMES PERSE)」「ヴイルーム(V::room)」など、旅先での時間を快適に過ごせるワンマイルウエアから、「ディーゼル(DIESEL)」「ソフ(SOPH)」「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」などがそろう。サングラスやコスメもこのゾーンに並び、旅の楽しさを提案する。
「ジェットセット」ゾーンでは、旅の準備の場と位置づけ、スーツ、ビジネスシューズ、ビジネスバッグなどがそろう。また、ビジネルスタイルに欠かせないニット、ネクタイ、ドレスシャツ、カフス、チーフなども、このコーナーで販売。取り扱いブランドは「トゥミ(TUMI)」「ルイジボレッリ(LUIGI BORRELLI)」「ジョンロブ(John Lobb)」など。また、1号店でも人気の高いシューシャイン(靴磨き)コーナーや、イートイン可能なカフェスタンドも設置。
「ギフト」ゾーンは、旅の心遣いの場と位置づけ、ニコライバーグマンの花や「バカラ(Baccarat)」「カミーユフォルネ(Camille Fournet)」などのホームアクセサリーや雑貨を展開する。
「エントランス」ゾーンは、新たに設置されたもの。プロモーションスペースとして同店打ち出しのディスプレイや、平時展開しないブランドを紹介する場として使用していくという。
三越伊勢丹の担当マネージャーは「約2年前にオープンした1号店では、規制線内の立地ながら、我々の想定以上にジャケットやコートなどファッション衣料の動きがあった。そのため2号店では、カジュアル、ビジネス共に衣料MDを大きく拡充し、空港利用のお客様のためのマイストアに少しでも近づけられればという思いがある。オープン以降も、引き続きお客さまのご要望に耳を傾けたい」と述べた。