2010年代のブリティッシュ・アートシーンを代表する若手作家ハルーン・ミルザ(Haroon Mirza)の日本初個展が、東京のスカイ・ザ・バスハウス(SCAI THE BATHHOUSE)で2013年1月18日より開催されている。同ギャラリーは谷中の歴史ある銭湯を改装したことでも知られ、今回は作家本人が来日して制作した作品をメインに展開する。
1977年イギリスに生まれ、パキスタンをルーツに持つハルーンは、2010年英国ノーザンアート・プライス受賞、2011年ヴェネチア・ビエンナーレ銀獅子賞を獲得し、2012年にはニューヨークにて個展を開催。自身をサウンドアーティストではなく“コンポーザー”と名乗り、家具や家電、アンティークの日用品、時には他作家による過去の作品を用い、LEDライトや映像を電子音と組み合わせ、アッサンブラージュやインスタレーション作品を創造する。ニューヨークや韓国などの様々な国際展にも参加し、国内外で目ざましい評価を得ている。
【イベント情報】
大和日英基金アートプライズ受賞記念展 ハルーン・ミルザ
場所:スカイ・ザ・バスハウス
住所:東京都台東区谷中6-1-23 柏湯跡
会期:2013年2月23日まで
時間:12:00から18:00
休館日:日・月曜日、祝日