「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI )」の14-15AWコレクションのテーマは「コール・オブ・ザ・ワイルド(CALL OF THE WILD)」。古代のネイティブアメリカンやイヌイット族に見られる装飾的なカルチャーからインスピレーションを得た。
複雑なビーズ刺繍や、プリントの上に鎧のようにスタッズを施したドレス、大胆でジオメトリカルなレザーのカットワークなどで、野性的でエネルギッシュなムードを表現。一方で、ワイドパンツやオープンシャツ、細長いシルエットのロングジャケット、ゴールドチェーンが施されたジャージーのロングドレスなど70年代のシルエットを採り入れることでシックで都会的な雰囲気を漂わせた。
高貴なイタリアンハウスによるベルベットジャカード生地や、光沢のあるポニーとミンクが接ぎ合わされた複雑なファーのコラージュは、プッチならではのクラフトマンシップを窺わせる。
イブニングスタイルには、軽やかなシフォンのロングドレスに加え、メタルチェーンやビーズフリンジで贅沢に装飾されたミニドレスやベルベットのタキシードなどが登場。スティレットヒールのレースアップサンダルやディアスキンのブーツを合わせて提案した。