ようやく秋の気配を感じるようになったかと思えば、スイーツ界から飛び込んできたのは早くもクリスマスに関するニュース。
10月20日、ハイアットリージェンシー東京の「ペストリーショップ」が、バラエティに富んだクリスマスケーキ各種の予約を開始する。ペストリー・ベーカー料理長、佐藤浩一が、本場フランスのエスプリとスタイリッシュさを織り交ぜつつ、最高級の素材をふんだんに使って作り上げたのは、オリジナリティあふれる5種の新作。
限定30個の販売となるのは、切り株をイメージさせる「ブッシュロン」(8,000円)。ドモーリ社の「アリバ」を使ったムースの中に、ビスキュイショコラ、マリアージュ、フレールのアールグレイムースを使ったクリーム、キャラメリゼしたマカダミアナッツ、クルスティアンの4層を2段重ねにすることで、さまざまな香りや味わいをいちどきに楽しめるように仕上げている。
ツリーのオーナメントを模した「ブール・ド・ノエル」(3,100円)は、限定50個の販売。3つのボールは、佐藤が得意とするチョコレートのガトー仕立てで、それぞれに異なる味を楽しむことができる。
また、100%ショコラで作られた「ブッシュ・ド・ノエル・ショコラ」(3,800円)、ホワイトチョコレートとイチゴをベースにした「ブッシュ・ド・フレーズ」(3,700円)、イチゴ、マスカルポーネ、パイナップルの酸味がアクセントの「ジャルダン・ド・フレーズ」(5,000円)も見逃すことができない名作だ。
さらに、新作5種の他にもホリデーシーズンにぴったりのスイーツがある。
クリスマスマーケットで知られる、フランス北西部・アルザス地方のスイーツ各種が登場するのだ。アルザスの「ハレの日」に欠かせない「クグロフ」(1,000円)、同地域で古くから愛されている伝統菓子「パン・ド・ノエル」(1,600円)はいずれも手ごろなプライスのため、大人買いしてみんなで分け合って食べるのも楽しそうだ。蜂蜜とスパイスをベースに作られるふんわり食感の「パン・ド・エピス」(1,800円)ともども、チーズやワインとも相性がよく、ホームパーティのおもたせとしても活躍してくれるに違いない。
また、セミドライにしたアンズ、レーズン、イチジク、オレンジとレモンのコンフィ、アーモンドなどをスパイスで炊き上げた「コンフィチュール ノエル」(600円)、ドイツのクリスマスシーズンには欠かせない「シュトレン」(2,700円)などもお目見えするため、すべてを制覇するにはそれなりに日にちがかかりそう。その分、イブを盛り上げることだけにとらわれず、クリスマスシーズンを存分に満喫することができるはす。