ミュージシャンのディー・ディー・ラモーン(Dee Dee Ramone)は1952年9月18日生まれ。アメリカ合衆国・ニュージャージー州出身。本名はダグラス・コルヴィン。2002年6月5日逝去。
1974年にロックバンド「ラモーンズ(Ramones)」が結成されると、ベーシストとして参入した。ニューヨークのクラブを中心に活動し、76年にデビューアルバム『ラモーンズの激情』を発表。ニューヨークパンクの立役者として注目を集める存在となる。79年に発表した『エンド・オブ・ザ・センチュリー』では、ビートルズなどを手掛けた名プロデューサー、フィル・スペクターが製作し、今まで以上に厚みを増したサウンドがファンから圧倒的な支持を集めた。その曲は時に国内では酷評されることもあったが、一方でロンドンにおける評価は高く、現地のパンク・ムーブメントに多大な影響を与えている。
その後、89年にバンドを脱退すると、アーティスト名をディー・ディー・キングと改めてソロ活動を開始。当初はヒップホップに転向していたが、やがてロックを手掛けるようになると95年に『I Hate Freaks Like You』を発表している。
これらの功績が評価されて、02年にはロックンロールの殿堂入りを果たした。しかし、同年に薬物の過剰摂取が原因で死亡。当時50歳の若さだった。
また、ディ・ディーにインスピレーションを受けたメンズブランド「ティーディー(Tee Dee)」が08-09AWシーズンから登場。リアルなダメージ感を追求したジーンズと、その相性を考えたTシャツを中心とする商品を展開している。