ファッションデザイナーのダナ・キャラン(Donna Karan)は1948年10月2日生まれ。アメリカ合衆国ニューヨーク出身。
パーソンズ・スクール・オブ・デザイン在学中からアン・クライン(Anne Klein)のアトリエで働き始める。仕事に専念するため、同校を2年で中退。アシスタントとして活躍していたが、74年のアンの死去に伴い、ヘッドデザイナーに抜擢される。その後、業績が認められ、77年と81年にコティ賞を受賞している。
85年に夫のワイス共に「ダナ・キャラン・ニューヨーク」社を設立し、同年のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。以後様々なラインを展開していき、88年にはカジュアルラインの「DKNY」、90年にジーンズラインの「DKNYジーンズ」、91年にメンズラインの「ダナ・キャラン・メン」、92年に「DKNYメン」を創設した。CFDAファッションアワードには何度も表彰されており、現在はCFDA理事会のメンバーに属している。
2000年に、彼女が所有するブランドはLVMHに買収され、経営権を手放した。以降、デザイナーとしての活動に専念している。繊細なドレープを駆使したエレガントなデザインが特徴。