こんにちは、大沢伸一です。
音楽とファッションの話を少し。
僕が音楽に目覚め、UK発のニューウェイブやポストパンクにどっぷり浸かっていたころ、同時に洋服にも目覚めました。
なので僕にとっても音楽とファッションは切り離せないものです。
時はDCブランドムーブメント前夜、世間的にはバブル前だったと記憶します。好きな音楽がそんなですからファッションといってもこれといった定型があるわけでもなく、むしろニューウェイブという観点からすれば定型やトレンドを追うこと自体がその精神からかけ離れてる。なんて、大仰なことを考えていたマセた少年でした。
とは言えDCブランドも大好きでしたし、なけなしのバイト代を握りしめて「コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)」や「ワイズ(Y's)」などのブティックにも足しげく通っていました。
当時の店員さんは、今よりはるかに怖い印象でHOMMEのスタッフ達などの威圧感は半端なかったです。大きめのダークスーツに白のシンプルなシャツでノータイ、そして髭。
若干写真の「ラウンジ・リザーズ(THE LOUNGE LIZARDS)」の面々とイメージかぶりますね。
あとは古着、これを外してこの時代のファッション観を僕には語れません。
京都にもDEPTストアがあり、好きなアーティストのレコードジャケットのファッションアイテムをよく探しに行きました。
ところで80年代で一番ファッショナブルなミュージシャンは、と聞かれたら、僕は間違いなくポール・ウェラー(Paul Weller)を押します。
「ザ・ジャム(The Jam)」の頃のモッズスタイルもクールですが、「ザ・スタイル・カウンシル(The Style Council)」に移行してからのお洒落っぷりは当時のポパイ少年の心をわしづかみにしていました。
『カフェ・ブリュ(Cafe Bleu)』や『アワ・フェイヴァリット・ショップ(Our favorite shop)』、『コンフェッション・オブ・ア・ポップグループ(Confessions of a pop group)』などなど。アルバムカバーを見るだけでも何をか言わんやでしょう。
彼がよく履いていたリーバイス(LEVI'S)501ホワイトなどは関西に上陸したばかりのビームス(BEAMS)で品切れになるほどでした。