俳優の伊勢谷友介が代表を務めるリバースプロジェクト(REBIRTH PROJECT)は、環境に配慮された「エシカル素材」で日本の制服を製作し再資源化できるシステムを導入するために、全日本制服委員会を発足する。
メンズストリートブランド「デラックス(DELUXE)」のデザイナー・ヒュー(HUE)を起用し、伊藤忠商事と協業して繊維メーカーの協力を得つつ、エシカル素材製制服のプロデュースを行う。第1弾として、伊藤忠エネクスのガソリンスタンドの制服を刷新。「スポーティー(SPORTY)」と「クラシック(CLASSIC)」の2タイプ4カラーをデザインし、1月31日より全日本制服委員会のホームページにて一般投票を受け付け、その結果により新モデルを決定する。新制服は今年秋頃より順次導入予定。
全日本制服委員会では、参画する各企業と共に、再資源化できるスタイリッシュな制服作りを通じて企業社員のモチベーション向上を図り、企業のCSR活動をサポート。再生ポリエステルなどのリサイクル素材やオーガニックコットンなどの天然素材を活かしたスタイリッシュな制服を製作し、東京五輪開催までに1,000万人の制服をエシカル化することを目指す。
リバースプロジェクトは、伊勢谷のもとにアーティスト、クリエーター、プロデューサーが集結して2009年に設立。「人類が生き残るためにはどうするべきか?」という命題のもと、これまでに人類がもたらした環境や社会への影響を見つめ直し、未来における生活を新たなビジネスモデルと共に創造していくために活動。最終的には、衣食住や教育・芸術などのプロジェクトを統合し組織化することで「リバースヴィレッジ」という名の村を形成し、世界各地で展開することを目指す。