ミュージシャンの松任谷由実は1954年1月19日生まれ。東京・八王子出身。
幼い頃よりピアノ、三味線、ベースなど様々な楽器に親しむ。14歳よりプロとしての活動を開始。スタジオでピアノ演奏をしながら曲を書き、15歳で作詞家として、17歳で作曲家としてデビューする。72年に多摩美術大学に入学し、同年7月に「返事はいらない」でシンガーソングライターとしてデビューを果たした。
73年にファーストアルバム『ひこうき雲』を発売し、75年の「あの日にかえりたい」で初のオリコンチャート1位を獲得。“ユーミン”の愛称で親しまれ、絵画的・都会的なセンスを兼ね備えた歌詞は高く評価された。76年アレンジャーの松任谷正隆と結婚。その後も、「DESTINY」「恋人がサンタクロース」「守ってあげたい」などヒット曲を次々と発表した。
最新技術を取り入れたエンターテインメント性の高いステージでも常に注目を集めており、99年から07年には、ロシアのサーカスチームとコラボレーションしたコンサート「シャングリラ」を3回にわたり開催。合計100万人を動員した。
12年リリースしたベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」は、オリコンのアルバムランキングで1位を獲得。前人未到の5年代(1970年代~2010年代)連続首位を達成した。昨年には宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』の主題歌に、73年に発表した「ひこうき雲」が採用された。
37枚目のオリジナルアルバム「POP CLASSICO」をリリースした際には、バーニーズ ニューヨークとのコラボレーション企画が行われ、オリジナルアイテムの発売や、ウインドーディスプレイの設置、自身がドアマンとして登場するなどして話題となった。