元サッカー選手の北澤豪は1968年8月10日生まれ。東京・町田市出身。
修徳高等学校時代はサッカー部に在籍し、85年に全国高校サッカー選手権に出場。翌年にインターハイに出場すると、チームはベスト8に進出する。卒業後は本田技研工業サッカー部に入部した。
その後、ドイツやブラジルにサッカー留学し、90年から91年には日本サッカーリーグで得点王を獲得。91年4月のスパルタク・モスクワ戦で代表デビューし、6月のキリンカップでは2得点を獲得。本田技研工業がJリーグへの参加を見送ると分かると、読売クラブ(後のヴェルディ川崎)に移籍した。
93年のJリーグ開幕後は、ヴェルディ川崎でレギュラーを獲得し、94年にはJリーグベストイレブンに選出された。以降は03年の現役引退までヴェルディ一筋でサッカーを続け、J1リーグ通算で264試合に出場。日本代表国際Aマッチにも59試合出場している。これらの功績が評価され、03年にはJリーグ功労選手賞に選ばれた。
引退後は、サッカー解説者や指導者として活動する傍らで、日本サッカー協会の理事や国際委員などに就任。03年から06年まではJFA(日本サッカー協会)アンバサダーにも選ばれたほか、12年には日本フットサルリーグのCOO補佐に就任するなど、サッカーの普及促進のためマルチに活躍する。
94年には木村拓哉や田中律子などと並んで、ベストジーニスト賞を受賞。また、社会貢献活動にも積極的で、JICA(国際協力機構)のオフィシャルサポーターとして世界各地で支援活動を行っている。13年7月には「トッズ(TOD’S)」と協力して、東日本大震災の被災者のための支援プロジェクトを発足。現地でサッカー教室を開催している。14年5月には日本百貨店協会が主催するイベントに参加し、館内放送を通じてクールビズへの呼び掛けを行っている。