ファッションデザイナーのエマニュエル・ウンガロ(Emanuel Ungaro)は、1933年2月13日生まれ。フランス・プロヴァンス出身。
紳士服店を営む父の下でスーツの仕立てを習得。23歳の時にパリのモンパルナスに引っ越し、クリストバル・バレンシアガやアンドレ・クレージュで経験を積んだ。その後、テキスタイルデザイナーのソニア・ナップとの出会いにより、美しいプリントや特徴的な配色の作風を確立。65年に独立し、自身の名を冠したブランド「エマニュエル ウンガロ(Emanuel Ungaro)」をスタート。ソニアらと共にパリにメゾンを開店した。
繊細でありながら大胆さや官能性を併せ持つスタイルは、ヨーロッパや全米で熱狂的に支持され、68年にはプレタポルテコレクションに初参加を果たす。73年には初のメンズコレクションを手掛け、83年に初めての香水「ディーバ(Diva)」を発表。その後も、「センソ(Senso)」「ウンガロ(Ungaro) 」など多くの香水を発売した。
05年にウンガロが引退した後は、様々なデザイナーが同ブランドを引き継いだ。09年から10年には、女優のリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)がアーティスティックアドバイザーを務めて話題となった。現在のクリエーティブディレクターはファウスト・パグリッシ。