連載【From cities 世界の都市に憧れて】では、パリ、ミラノ、NY etc...世界の都市の街のこと、注目アドレスやリアルなシティスナップなど、現地からの最旬情報をお届け! 近い未来、また気兼ねなく海外へ行き来できるようになったら行ってみたい、暫くは、そんな気持ちも込めてお送りしていきます。
第31回目は、3年にもおよぶ改装が完了したニューヨークの老舗ホテル「ザ カーライル ローズウッド ホテル」にNY在住スタッフが潜入! 今回の改装のハイライトとも言えるセントラルパークを一望できるスイートルームや、200点ものアートワークが飾られたスタイリッシュなレストランなど、このホテルならではの魅力をレポートします。早速チェックして。
©FASHION HEADLINE
セントラルパークにほど近い高級住宅街のアッパーイーストサイドエリアにエレガントに佇む「ザ カーライル ローズウッド ホテル」は、今年で92年目を迎える知る人ぞ知る老舗ホテル。第二次世界大戦以前の時代から営業を続けているなんて、それだけでも驚きますが、エントランスの回転扉を抜け、ロビーに一歩足を踏み入れて納得。格式の高さを感じる内装は、なんとも趣のある美しさ。
エントランスの回転扉を抜けてすぐ見えるのはこちらのロビー。おだやかに流れる空気が心地よい。
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「ザ カーライル ローズウッド ホテル」と言えば、映画のロケ地として数々の名画のシーンに登場することでも知られているので、ホテルの名前は知らなくても「どこかでみたことがある」と感じる人も多いはず。かつてはケネディ元大統領やマリリン・モンロー、いまではジョージ・クルーニーやナオミ・キャンベルなど多くの有名人が常連宿として愛用しています。なんと、その昔、ダイアナ妃、マイケル・ジャクソン、スティーブ・ジョブズが偶然同じエレベーターに乗り合わせたというエピソードも残されているというのだから驚きです。
9階のエレベーターホール。数々の歴史的人物がこのエレベーターを利用したのかと思うと感慨深い。
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また、メトロポリタン美術館がほど近いことから、毎年メット・ガラの当日は多くのセレブがこのホテルのスィートルームを控室として利用することでも知られています。エントランスから出たところをスナップされたセレブの姿は数え切れないほどだとか。
ちなみに、ザ カーライルは「世界一口の堅いホテル」としても定評があり、ホテルのスタッフに滞在した有名人のこぼれ話を訊いたとしても絶対に教えてくれません。そう言われるとますます気になる! という方は、2019年上映のドキュメンタリー映画『カーライル ニューヨークが愛したホテル』(原題:Always At The Carlyle )をぜひチェックしてみて。そこでは、このホテルの滞在を楽しんだ数々の超一流セレブたちが、このホテルの魅力を余すことなく語っています。「ザ カーライル ローズウッド ホテル」の長い歴史のなかで起きた数々の逸話の一部を垣間見ることができておすすめです。
エレベーター内に飾られていた映画(Always At The Carlyle)のポスター。なんともかわいらしい。
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今回は、ホテルの約50%の客室がスイートルームへとリニューアルされました。ユニークなのは、その改装をさまざまな著名デザイナーが手がけていること。それぞれの客室からは、異なるムードが漂います。今回はいくつかの客室を特別に覗かせていただきました。なかでもぜひご紹介したい2部屋をハイライトでお届けします!
「tonychi studio」デザインによるセントラルパークを一望できるスイートルーム
セントラルパーク スイート(Central Park Suite)のデザインを手がけたのは、ニューヨークを本拠地に多数の栄誉ある賞を受賞しているデザイン事務所「tonychi studio」で長年クリエイティブ ディレクターを務めるWilliam Paley氏。
31階のセントラル パーク スィートのリビングルーム、窓からはセントラルパークが一望できます。
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このスイートルームは、およそ1,200スクエアフィート(約111㎡)の広さで、窓からはセントラルパークが見渡せるこのホテルを代表する豪華客室のひとつ。今回拝見したのは31階の一室で、当日は生憎の雨模様でしたが、遮るものひとつないマンハッタンを一望できるビューは最高。窓からはメトロポリタン美術館の姿も確認できました。晴れた日は絶景間違いなしです!
セントラル パーク スィートのベッドルーム、柔らかな照明とインテリアがなんとも落ち着く空間。
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客室内は、柔らかな色調のインテリアが調和し、ラグジュアリーでありながら居心地の良さを感じさせる空間。窓外のエネルギーに満ちたマンハッタンの喧噪からは遮断され、ここでは時間がゆっくりと流れているかのようにさえ感じます。
部屋の片隅には、ザ カーライル ローズウッド ホテルのアートブックがそっと置かれていました。
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清潔感のある広いバスルーム、ゆっくりと自分の時間を楽しみたい。
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「Dan Fink」デザインによるスーペリア 2ベットルーム
こちらは、ニューヨークを拠点とする有名インテリアデザイナー Dan Fink氏が手がけた2ベッドルームのスイート(Superior Two-Bedroom Suite)。広さは、およそ1,000~1,350スクエアフィート(約92~125㎡)で、2つある寝室のベッドはどちらもキングサイズ。今回拝見したのは、9階にある一室で、この部屋は5人まで滞在することができるとのこと。
9階のスーペリア 2ベットルームのリビングルーム、ヘリンボーンの寄木張りフローリングが美しい。
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よりクラシカルでシックな雰囲気で、部屋の各所に飾られたアートが印象的です。テーブルの片隅にはアメリカを代表するフォトグラファー アーヴィング・ペン(Irving Penn)の写真集なども置かれていました。リビングルームの脇にはキッチンもついているので、友人を集めて手料理をふるまったり、シェフを呼んで室内でケータリングパーティを楽しむ顧客も多いのだとか。贅沢な時間を大切な人たちとシェアできたら最高ですよね。
9階のスーペリア 2ベットルームのリビングルームに飾られていたフォトグラフ。
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9階のスーペリア 2ベットルームのベットルーム、窓からはマンハッタンの中心地が見渡せます。
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「ザ カーライル ローズウッド ホテル」の中にあるレストラン「ダウリングス アット ザ カーライル(Dowling's at The Carlyle)」では、ホテルに滞在せずとも朝食、ランチ、ディナーのほか、週末にはブランチが楽しめます。
レストランの奥には20席ほどの半個室が用意されています。取材当日もパーティが行われていました。
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今回の改装では、こちらのダイニングも「tonychi studio」による大規模なリニューアルが行われました。新たなレストラン空間はなんともスタイリッシュ。壁に飾られた歴史的な200 点のアートワークはすべてこの改装に合わせて入れ替えられました。キュレーションを手掛けたNatalie Choi氏は、すべての作品をニューヨークを拠点とするアーティストから選んだのだそう。
それぞれのアートを眺めていたら、レストランのスタッフから「この中に5点だけ有名な絵本作家のイラストが隠れているよ」と教えてもらいました。実は、このレストランに隣接する歴史あるバー「べメルマンズ バー(Bemelmans Bar)」の壁面には、アメリカの絵本作家であるルドウィッヒ・ベーメルマンス(Ludwig Bemelmans)氏のイラストが壁いっぱいに描かれていて、このホテルのアイデンティティとして長年愛されています。今回のリニューアルに際し、彼に感謝と敬意を表する意味を込めて新たに作品を購入することを決めたのだそう。レストランを利用する際は、ぜひこの5点の特別な作品探しも楽しんでみて。
メニューはヴィ―ガンにも対応。アレルギーや食習慣など気軽に相談できるので誰と訪れても安心して食事が楽しめます。
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また、今回のリニューアルに合わせてエグゼクティブ シェフとしてSylvain Delpique氏が任命され、メニューも一新されました。Sylvain Delpique氏は、あの有名な「21 Club」でエグゼクティブ シェフを勤めていた経歴の持ち主です。新しいメニューのテーマは「タイムレス ニューヨーク クラッシック(Timeless NY Classic)」。今回は、マネージャーにお任せして、お店のおすすめをいただくことに。
前菜は、絵画のような盛り付けが美しいタコのカルパッチョ。しばらく見惚れてしまいました。タコはとても柔らかく、レモンピューレ、オリーブのペースト、ザクロ果実とともにいただくととてもさわやか。ハーブもとてもよいアクセントになっています。
Octopus Carpaccio $29.00(Tax, Service fee 別)©FASHION HEADLINE
友人の前菜は、店自慢のエスカルゴ。トマトやスパイスで味付けされたバターソースは、ほのかにカレーフレーバーを感じます。添えられていたナンと一緒にいただくと絶品。
Wild Burgundy Escargot $28.00(Tax, Service fee 別)©FASHION HEADLINE
メインは、テーブルサイドで仕上げの調理をしてくれる特別なステーキ。バターとローズマリーで焼いたあと、最後はコニャックでフランべしてくれます。テーブルサイドサービスは、かつてのNYでは定番でしたが、いまではやっているレストランが少なくなっています。このレストランでは、今回の改装に合わせてテーブルサイドサービスを再開し、お客様にとても好評なのだそう。実際にこの日もいくつものテーブルで火が上がり、その度に周囲では歓声が上がっていました。超一流レストランなのに気取らないアットホームな雰囲気もこのレストランの魅力です。
テーブルサイドで仕上げの調理。炎が上がると周囲では歓声が。©FASHION HEADLINE
お肉はとても柔らかく、ソースとの相性もバッチリ。日本人の口にもあう味付けでボリュームたっぷりでしたがぺろりといただきました。
Steak Diane $62.00(Tax, Service fee 別)©FASHION HEADLINE
メインのもう一皿は、パルメザンのパン粉で香ばしく焼き上げられたサーモンのグリル。クリームソースとパン粉の歯ざわりが絶妙です。メインのサイドに添えられたトリュフフレンチフライは、揚げたてのポテトにトリュフの香りが加わって、止まらぬおいしさでした。
Faroe Island Salmon $36.00(Tax, Service fee 別)©FASHION HEADLINE
Truffe French Fries $20.00(Tax, Service fee 別)©FASHION HEADLINE
お食事と一緒にいただいたワインはこちら↓
Chateau St. Georges, Saint-Emilion 2013 Half Bottle $55.00 (Tax, Service fee 別)
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このホテルではほかにも、ほぼ毎日のようにライブパフォーマンスが行われているカフェ「カフェ カーライル(Café Carlyle)」でティータイムが楽しめたり、3階あるスパ「ザ ヴァルモンスパ(The Valmont Spa)」では、スイスのラグジュアリー スキンケア ブランドであるヴァルモン(Valmont)の贅沢なトリートメントが受けられたりと、さまざまな体験が用意されています。
NYから届いた老舗ホテルの潜入レポートはいかがでしたか? ホテル滞在のすばらしさは保証付きですが、「ザ カーライル ローズウッド ホテル」では、ホテルに滞在せずとも、非日常空間で贅沢なNYらしい時間を過ごせるのも魅力の一つ。また気兼ねなく海外に出かけられるようになったら、都会の喧騒を忘れる一流のラジュジュアリーホテル「ザ カーライル ローズウッド」をぜひ訪れてみて。
ザ カーライル ローズウッド ホテルについて
©THE CARLYLE, A ROSEWOOD HOTEL
マディソン街と76番街の角にある「ザ カーライル ローズウッド ホテル」は、1930年以来、マンハッタンの洗練されたアッパー イースト サイドのクラシックな記念碑的存在です。セントラル パークからわずか1ブロックの立地にある「ザ カーライル」は35階建ての190室のホテルで、著名なDorothy Draperによるオリジナルのアールデコ デザインが目を惹きつけます。「ザ カーライル」は、伝説的物件の数年間にわたる綿密な改装を、ニューヨークを本拠地とするデザイン事務所tonychi studioが手がけ、新たなシグネチャー レストラン「ダウリングス アット ザ カーライル」に加えて、新客室とスイートを2021年デビューさせました。アートへの情熱を抱き、ピアノが多数のスイートを華やがせ、タワー内にあるほとんどの客室からセントラル パークの眺望をお楽しみいただけます。「ザ カーライル」は、著名な「カフェ カーライル」と愛される「ベメルナンズ バー」の発祥地でもあり、訪れる方に得も言われぬ魅惑の時代に浸る、幻想的な体験をもたらします。「ザ カーライル」は、『コンデ ナスト トラベラー』誌の2020年度リーダーズ チョイス アワードで、ニューヨーク市で栄えあるナンバーワン ホテルに輝きました。
Instagram アカウント
ホテル;@RosewoodTheCarlyle
レストラン:@DowlingsAtTheCarlyle
バー:@BemelmansBar
カフェ:@CafeCarlyle
ローズウッド ホテルズ&リゾーツについて
ローズウッド ホテルズ&リゾーツ®は、他に類を見ない29軒のラグジュアリー ホテル、リゾート、レジデンスを17カ国で展開し、24軒の新物件を開発中です。各ローズウッド ホテルでは、それぞれのロケーションの歴史、文化、感覚を反映する、ブランドの「センス オブ プレイス®(「Sense of Place®」)」哲学を重視しています。ローズウッド コレクションには、世界で最も伝説的なホテルとリゾートが含まれており、米国ニューヨークの「ザ カーライル、ローズウッド ホテル(The Carlyle, A Rosewood Hotel)」、米国ダラスの「ローズウッド マンション オン タートル クリーク(Rosewood Mansion on Turtle Creek)」、フランス、パリの「オテル ドゥ クリオン、ローズウッド ホテル(Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel)」に加えて、「ローズウッド 香港(Rosewood Hong Kong)」などの新しいスタイルのクラシックホテルも含まれております。長期滞在を希望される方向けには、「ローズウッド レジデンス」にて、ブランドの幅広いポートフォリオの中から、素晴らしい旅先での分譲または賃貸の機会をご提案いたします。
第31回目は、3年にもおよぶ改装が完了したニューヨークの老舗ホテル「ザ カーライル ローズウッド ホテル」にNY在住スタッフが潜入! 今回の改装のハイライトとも言えるセントラルパークを一望できるスイートルームや、200点ものアートワークが飾られたスタイリッシュなレストランなど、このホテルならではの魅力をレポートします。早速チェックして。
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セレブが常連宿として利用するホテル「ザ カーライル ローズウッド ホテル」って知ってる?
セントラルパークにほど近い高級住宅街のアッパーイーストサイドエリアにエレガントに佇む「ザ カーライル ローズウッド ホテル」は、今年で92年目を迎える知る人ぞ知る老舗ホテル。第二次世界大戦以前の時代から営業を続けているなんて、それだけでも驚きますが、エントランスの回転扉を抜け、ロビーに一歩足を踏み入れて納得。格式の高さを感じる内装は、なんとも趣のある美しさ。
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「ザ カーライル ローズウッド ホテル」と言えば、映画のロケ地として数々の名画のシーンに登場することでも知られているので、ホテルの名前は知らなくても「どこかでみたことがある」と感じる人も多いはず。かつてはケネディ元大統領やマリリン・モンロー、いまではジョージ・クルーニーやナオミ・キャンベルなど多くの有名人が常連宿として愛用しています。なんと、その昔、ダイアナ妃、マイケル・ジャクソン、スティーブ・ジョブズが偶然同じエレベーターに乗り合わせたというエピソードも残されているというのだから驚きです。
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また、メトロポリタン美術館がほど近いことから、毎年メット・ガラの当日は多くのセレブがこのホテルのスィートルームを控室として利用することでも知られています。エントランスから出たところをスナップされたセレブの姿は数え切れないほどだとか。
ちなみに、ザ カーライルは「世界一口の堅いホテル」としても定評があり、ホテルのスタッフに滞在した有名人のこぼれ話を訊いたとしても絶対に教えてくれません。そう言われるとますます気になる! という方は、2019年上映のドキュメンタリー映画『カーライル ニューヨークが愛したホテル』(原題:Always At The Carlyle )をぜひチェックしてみて。そこでは、このホテルの滞在を楽しんだ数々の超一流セレブたちが、このホテルの魅力を余すことなく語っています。「ザ カーライル ローズウッド ホテル」の長い歴史のなかで起きた数々の逸話の一部を垣間見ることができておすすめです。
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気になる客室は、垂涎のラグジュアリー空間!
今回は、ホテルの約50%の客室がスイートルームへとリニューアルされました。ユニークなのは、その改装をさまざまな著名デザイナーが手がけていること。それぞれの客室からは、異なるムードが漂います。今回はいくつかの客室を特別に覗かせていただきました。なかでもぜひご紹介したい2部屋をハイライトでお届けします!
「tonychi studio」デザインによるセントラルパークを一望できるスイートルーム
セントラルパーク スイート(Central Park Suite)のデザインを手がけたのは、ニューヨークを本拠地に多数の栄誉ある賞を受賞しているデザイン事務所「tonychi studio」で長年クリエイティブ ディレクターを務めるWilliam Paley氏。
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このスイートルームは、およそ1,200スクエアフィート(約111㎡)の広さで、窓からはセントラルパークが見渡せるこのホテルを代表する豪華客室のひとつ。今回拝見したのは31階の一室で、当日は生憎の雨模様でしたが、遮るものひとつないマンハッタンを一望できるビューは最高。窓からはメトロポリタン美術館の姿も確認できました。晴れた日は絶景間違いなしです!
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客室内は、柔らかな色調のインテリアが調和し、ラグジュアリーでありながら居心地の良さを感じさせる空間。窓外のエネルギーに満ちたマンハッタンの喧噪からは遮断され、ここでは時間がゆっくりと流れているかのようにさえ感じます。
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「Dan Fink」デザインによるスーペリア 2ベットルーム
こちらは、ニューヨークを拠点とする有名インテリアデザイナー Dan Fink氏が手がけた2ベッドルームのスイート(Superior Two-Bedroom Suite)。広さは、およそ1,000~1,350スクエアフィート(約92~125㎡)で、2つある寝室のベッドはどちらもキングサイズ。今回拝見したのは、9階にある一室で、この部屋は5人まで滞在することができるとのこと。
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よりクラシカルでシックな雰囲気で、部屋の各所に飾られたアートが印象的です。テーブルの片隅にはアメリカを代表するフォトグラファー アーヴィング・ペン(Irving Penn)の写真集なども置かれていました。リビングルームの脇にはキッチンもついているので、友人を集めて手料理をふるまったり、シェフを呼んで室内でケータリングパーティを楽しむ顧客も多いのだとか。贅沢な時間を大切な人たちとシェアできたら最高ですよね。
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「ダウリングス アット ザ カーライル」のディナーを堪能
「ザ カーライル ローズウッド ホテル」の中にあるレストラン「ダウリングス アット ザ カーライル(Dowling's at The Carlyle)」では、ホテルに滞在せずとも朝食、ランチ、ディナーのほか、週末にはブランチが楽しめます。
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今回の改装では、こちらのダイニングも「tonychi studio」による大規模なリニューアルが行われました。新たなレストラン空間はなんともスタイリッシュ。壁に飾られた歴史的な200 点のアートワークはすべてこの改装に合わせて入れ替えられました。キュレーションを手掛けたNatalie Choi氏は、すべての作品をニューヨークを拠点とするアーティストから選んだのだそう。
それぞれのアートを眺めていたら、レストランのスタッフから「この中に5点だけ有名な絵本作家のイラストが隠れているよ」と教えてもらいました。実は、このレストランに隣接する歴史あるバー「べメルマンズ バー(Bemelmans Bar)」の壁面には、アメリカの絵本作家であるルドウィッヒ・ベーメルマンス(Ludwig Bemelmans)氏のイラストが壁いっぱいに描かれていて、このホテルのアイデンティティとして長年愛されています。今回のリニューアルに際し、彼に感謝と敬意を表する意味を込めて新たに作品を購入することを決めたのだそう。レストランを利用する際は、ぜひこの5点の特別な作品探しも楽しんでみて。
![](https://wrqc9vvfhu8e.global.ssl.fastly.net/images/upload/2022/03/dfd6f0a818f12d79d533da8aa8603e74.jpg)
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また、今回のリニューアルに合わせてエグゼクティブ シェフとしてSylvain Delpique氏が任命され、メニューも一新されました。Sylvain Delpique氏は、あの有名な「21 Club」でエグゼクティブ シェフを勤めていた経歴の持ち主です。新しいメニューのテーマは「タイムレス ニューヨーク クラッシック(Timeless NY Classic)」。今回は、マネージャーにお任せして、お店のおすすめをいただくことに。
前菜は、絵画のような盛り付けが美しいタコのカルパッチョ。しばらく見惚れてしまいました。タコはとても柔らかく、レモンピューレ、オリーブのペースト、ザクロ果実とともにいただくととてもさわやか。ハーブもとてもよいアクセントになっています。
![](https://wrqc9vvfhu8e.global.ssl.fastly.net/images/upload/2022/03/51a63980c02b295b8d40c9861f028681.jpg)
友人の前菜は、店自慢のエスカルゴ。トマトやスパイスで味付けされたバターソースは、ほのかにカレーフレーバーを感じます。添えられていたナンと一緒にいただくと絶品。
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メインは、テーブルサイドで仕上げの調理をしてくれる特別なステーキ。バターとローズマリーで焼いたあと、最後はコニャックでフランべしてくれます。テーブルサイドサービスは、かつてのNYでは定番でしたが、いまではやっているレストランが少なくなっています。このレストランでは、今回の改装に合わせてテーブルサイドサービスを再開し、お客様にとても好評なのだそう。実際にこの日もいくつものテーブルで火が上がり、その度に周囲では歓声が上がっていました。超一流レストランなのに気取らないアットホームな雰囲気もこのレストランの魅力です。
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お肉はとても柔らかく、ソースとの相性もバッチリ。日本人の口にもあう味付けでボリュームたっぷりでしたがぺろりといただきました。
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メインのもう一皿は、パルメザンのパン粉で香ばしく焼き上げられたサーモンのグリル。クリームソースとパン粉の歯ざわりが絶妙です。メインのサイドに添えられたトリュフフレンチフライは、揚げたてのポテトにトリュフの香りが加わって、止まらぬおいしさでした。
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Chateau St. Georges, Saint-Emilion 2013 Half Bottle $55.00 (Tax, Service fee 別)
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このホテルではほかにも、ほぼ毎日のようにライブパフォーマンスが行われているカフェ「カフェ カーライル(Café Carlyle)」でティータイムが楽しめたり、3階あるスパ「ザ ヴァルモンスパ(The Valmont Spa)」では、スイスのラグジュアリー スキンケア ブランドであるヴァルモン(Valmont)の贅沢なトリートメントが受けられたりと、さまざまな体験が用意されています。
NYから届いた老舗ホテルの潜入レポートはいかがでしたか? ホテル滞在のすばらしさは保証付きですが、「ザ カーライル ローズウッド ホテル」では、ホテルに滞在せずとも、非日常空間で贅沢なNYらしい時間を過ごせるのも魅力の一つ。また気兼ねなく海外に出かけられるようになったら、都会の喧騒を忘れる一流のラジュジュアリーホテル「ザ カーライル ローズウッド」をぜひ訪れてみて。
ザ カーライル ローズウッド ホテルについて
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マディソン街と76番街の角にある「ザ カーライル ローズウッド ホテル」は、1930年以来、マンハッタンの洗練されたアッパー イースト サイドのクラシックな記念碑的存在です。セントラル パークからわずか1ブロックの立地にある「ザ カーライル」は35階建ての190室のホテルで、著名なDorothy Draperによるオリジナルのアールデコ デザインが目を惹きつけます。「ザ カーライル」は、伝説的物件の数年間にわたる綿密な改装を、ニューヨークを本拠地とするデザイン事務所tonychi studioが手がけ、新たなシグネチャー レストラン「ダウリングス アット ザ カーライル」に加えて、新客室とスイートを2021年デビューさせました。アートへの情熱を抱き、ピアノが多数のスイートを華やがせ、タワー内にあるほとんどの客室からセントラル パークの眺望をお楽しみいただけます。「ザ カーライル」は、著名な「カフェ カーライル」と愛される「ベメルナンズ バー」の発祥地でもあり、訪れる方に得も言われぬ魅惑の時代に浸る、幻想的な体験をもたらします。「ザ カーライル」は、『コンデ ナスト トラベラー』誌の2020年度リーダーズ チョイス アワードで、ニューヨーク市で栄えあるナンバーワン ホテルに輝きました。
Instagram アカウント
ホテル;@RosewoodTheCarlyle
レストラン:@DowlingsAtTheCarlyle
バー:@BemelmansBar
カフェ:@CafeCarlyle
ローズウッド ホテルズ&リゾーツについて
ローズウッド ホテルズ&リゾーツ®は、他に類を見ない29軒のラグジュアリー ホテル、リゾート、レジデンスを17カ国で展開し、24軒の新物件を開発中です。各ローズウッド ホテルでは、それぞれのロケーションの歴史、文化、感覚を反映する、ブランドの「センス オブ プレイス®(「Sense of Place®」)」哲学を重視しています。ローズウッド コレクションには、世界で最も伝説的なホテルとリゾートが含まれており、米国ニューヨークの「ザ カーライル、ローズウッド ホテル(The Carlyle, A Rosewood Hotel)」、米国ダラスの「ローズウッド マンション オン タートル クリーク(Rosewood Mansion on Turtle Creek)」、フランス、パリの「オテル ドゥ クリオン、ローズウッド ホテル(Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel)」に加えて、「ローズウッド 香港(Rosewood Hong Kong)」などの新しいスタイルのクラシックホテルも含まれております。長期滞在を希望される方向けには、「ローズウッド レジデンス」にて、ブランドの幅広いポートフォリオの中から、素晴らしい旅先での分譲または賃貸の機会をご提案いたします。