伊ブランド「SALCO」が新宿伊勢丹に日本初出店。若く美しくありたい女性へダウン提案

2014.07.02

イタリアアウターウエアメーカー「サルコ(SALCO)」のポップアップストアが、伊勢丹新宿店館4階ウエストパーク/ラグジュアリーステージに7月2日オープンした。同ブランドが日本での本格展開をするのはこれが初となる。期間は7月15日まで。

アウターウエアメーカーとして高いノウハウと技術を持つサルコは、1951年にトスカーナ州で設立された。ブランド設立当初から90年代までは、レインコートの生産を主軸とし、その後同社のコアとなるダウンコートの生産を開始。この頃スポンサーとして、イタリア代表フットボールチームへコートを提供している。

2000年代に入ると事業の主軸をウィメンズのダウンウエアへ移行。高品質をモットーとし、創業当初から現在まで、変わらず全工程をイタリア国内で行っている数少ないブランドの一つだ。店頭には1962年に生産されたシワになりにくい軽量コート“ウォーリー”が展示されている。

ポップアップストアでは、「ベーシック(Basic)」「ファッション(Fashion)」「ラグジュアリー(Luxury)」の3ラインを展開しており、ベーシックカラーを基調にベージュやカーキのアースカラーを加えたラインアップとなっている。

同ブランドはボタンなど細部のディテールにこだわりを持ち、テキスタイルにはビッグメゾンで使用されているものと同じ素材を使用しているという。ダウンコートはナイロンなどの化学繊維をメインに、レザーやファーをあしらったデザインが特徴。中心価格帯は10万円代から40万円代まで。

今回のショップオープンに合わせ、本国からセールスマネージャーのイザベラ・ズッケーロとチーフディレクターのロベルタ・リッピ・サルヴァドーリが来日。「日本での展開をスタートするなら伊勢丹がベストだと思っていたが、実現に至っていなかった。今回やっとタイミングが合致し、本格展開を日本で始めることが出来た。ターゲットにしているのは常に若く美しくありたいと願う女性で、幅広い年齢層が取り入れられるアイテムをそろえている。今後の展望としては、日本人の女性からのリクエストを汲んだアイテムも提供していけたら」とイザベラ氏。
畑 麻衣子
  • 本格的な日本での展開をスタートさせたサルコのポップアップストア
  • チーフディレクターのロベルタ氏
  • 華やかなファー使いのダウンも多い
  • 落ち着いたグリーンやブラウンのコートが並ぶ
  • 華やかなファー使いのダウンも多い
  • 上質な素材を使いながらも、近代的なイメージも打ち出している
  • 上質な素材を使いながらも、近代的なイメージも打ち出している
  • 1960年代に作られたビンテージコートも飾られる
  • チーフディレクターのロベルタ氏
  • 本格的な日本での展開をスタートさせたサルコのポップアップストア
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