ネオ広東料理に飲茶にシーフードと毎回満腹になるまで食べ続けていても、スイーツは別腹! 香港グルメは、スイーツを外しては語れません。優雅な空間で楽しむホテルのアフタヌーンティーから、ミシュランガイドにも掲載されている露店のスイーツやさん、話題のフードトラックスイーツまで、香港スイーツのHigh&Lowをお届けします。
■世界のブランドとコラボしたオリジナルアフタヌーンティーを堪能
ペニンシュラ、マンダリンオリエンタル、インターコンチネンタルなど、ラグジュアリーなホテルが多数ある香港では、どこでアフタヌーンティーを楽しむかも迷いどころ。今回は、香港を代表するファッションデザイナーであるヴィヴィアン・タムがデザインしたスイートルームを持つなど、デザイン性の高いインテリアが特徴のラグジュアリーホテル、ホテルICONの1階にあるカフェGREENでアフタヌーンティーをいただくことに。こちらのカフェではシーズン毎にコンセプトの異なるアフタヌーンティーを提供しており、訪れた時には、ニナ・リッチとコラボレーションした“Spring Blossom”コース(1名様より/HK$218~)が楽しめました。
3段重ねのトレーの一番上には、ニナ・リッチの香水のフレイバーを効かせたチョコムースのタルトが5種。その下段には肉厚のスモークサーモンやエビ、キャビアなどのシーフードを使ったフィンガーフード、ガスパチョや定番のスコーンのクロテッドクリーム添えなどスイーツと食事系がバランスよくミックスされたメニューで、眼福にもなり大満足。ニナ・リッチのコースは終了しており、現在はオーストラリア発祥のオーガニックブランド、Appelles(アペレス)とコラボした“Zesty Delight”コース(1名様より/HK$218~)がスタート。ハーブやフレッシュなフルーツを使った夏らしいメニューが味わえます。
※Zesty Delightコースは2017年8月31日まで
■お土産にもおすすめ!クッキーやドライフルーツがそろう街の菓子店
お次は街中へ場所を移し、スイーツを求めてパトロール。まずは、お土産にもおすすめの焼き菓子などがそろう老舗のお菓子屋さん「陳意斎(チャン・イー・ジャイ)」へ。杏仁パウダーが練り込まれた中華クッキーや名物のツバメの巣のお菓子、レモンやマンダリンオレンジなどのドライフルーツの他、くるみの飴からめ菓子など香港らしいお菓子が店内にところ狭しと並びます。
■もちぷに好きにはたまらない香港生菓子の名店「坤記ゴウ品」
続いて訪れたのは、問屋街の深水ホ(シャムスイポー)にあるミシュランガイド掲載店「坤記ゴウ品(クワン・ゲイゴウバン)」。香港式のライスプディングやホワイトシュガーケーキ、ういろうや蒸しパンのようなスイーツを売っている有名店です。もちぷに食感好きにはたまらないラインアップで、甘さ控えめなところも◎。くわいの実の粉に水を加えて固めた「馬蹄ゴウ」(一切れ/HK$10)を食べてみましたが、さっぱりとした甘さで、もちもちのゼリー状の中にさくさくとしたくわいの粒が入っていて美味でした。
■観光名所に出没中のフードトラックですいかジュースを発見
香港の観光スポットで最近よく見かけるのが、移動型のフードトラック。香港特別行政区設立20周年を機にフードトラックの使用が認められたため、さまざまなジャンルのフードトラックが街中を巡回するようになったのだとか。ポップなイラストでデコレートされたフードトラックでは、冷たいスイーツや熱々の水餃子、ハンバーガーやスープなど本格的なグルメが楽しめます。クリーミーなマンゴープリンや、すいかを丸ごとくり抜いたジュースは、暑さを癒すにはちょうどいい一品。ジューシーなすいかジュースが売っているトラックを見つけたら、ぜひお試しを!
【店舗情報】
Hotel ICON GREEN
住所:Lobby, Hotel ICON, 17 Science Museum Road, Tsim Sha Tsui East, Kowloon
WEB SITE:http://www.hotel-icon.com/ja-jp/
陳意斎 Chan Yee Jai
住所:176B Queen's Rd. Central, Sheung Wan, Hong Kong
坤記ゴウ品 Kwan Kee Store
住所:Address: Shop 10, G/F, Pei Ho Building, 115-117 Fuk Wa Street, Sham Shui Po, Kowloon