ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)の2018年春夏メンズコレクションが6月17日、ミラノで行われた。今年1月の2017-18年秋冬コレクションに引き続き、InstagramやVineなどSNSなどで圧倒的な影響力を持つミレニアル世代のモデルやミュージシャン、アーティスト、インスタグラマーなど92名をモデルとして起用。会場の外はファンで溢れ、連日32度を超す猛暑のミラノをさらにヒートアップさせた。
ショーに登場したのは、シンディ・クロフォードの息子のプレスリー・ガーバー(Presley Gerber)、ジュード・ロウの息子ラファティ・ロウ(Rafferty Law)、パメラ・アンダーソンとトミー・リーの息子のブランドン・トーマス・リー(Brandon Thomas Lee)など2世セレブがずらり。シルヴェスタ・スタローンの娘システィーン・スタローン(Sistine Stallone)とソフィア・スタローン(Sophia Stallone)姉妹や、ブリックリン・ベッカムとのデート写真で話題を集めたモデルのソニア ベン アンマー(Sonia Ben Ammar)などもメンズのボマージャケットをランジェリーの上に羽織り、セクシーなウォーキングを披露した。
今シーズンのコレクションテーマは「キング オブ ハート」。トランプカードのモチーフを始め、80年代に世界のインテリアデザインに大きな影響を与えたエットーレ・ソットサス率いるデザイン集団・メンフィスからのインスピレーションがさまざまなエッセンスと共にミックスされた。
ドルチェ&ガッバーナのDNAのシシリアンモチーフとともに、トランプ柄のスーツ、さらには侍、芸者柄のニットなど鶴、菊、桜などのジャポニズムモチーフとアニマルプリント、フローラルプリントがカットアップされ、MA1やベースボールジャケット、ガウンコートなど今シーズンのトピックなアイテムが次から次へと登場する。それは80年代のバブル前の時代を彷彿とさせるプリントとインターシャ、刺繍の洪水。パーティーは今から始まると言わんばかりだ。
起用されたミレニアルズの中には日本からヘアメイク・アーティストの奈良裕也、ヘアスタイリストの渡辺琢磨、モデルのTaiki、Noah、磯田龍生、松野乃知が起用され、全世界の次世代インフルエンサーに向けて、パーティーのインビテーションはまだまだ送られそうだ。
Text: Tatsuya Noda
動画引用元: (Dolce & GabbanaオフィシャルYouTube: https://youtu.be/9I3n5EAY4AI)