アッシュ・ペー・フランスが運営するhpgrpギャラリー東京(GALLERY TOKYO)にて、茶湯(ちゃのゆ)と現代アートを同時に楽めるコラボ展「一品更屋」展が行なわれる。27日から7月21日まで。
本展は、現代の茶湯を探求する「一品更屋」とhpgrpギャラリーが協同して開催。ギャラリー自体を「現代の茶室」と見立て、宮原夢画や村山まりあなどの作家が手掛けた茶道具、中国茶器、ティーセットと現代美術作品を垣根なく展示。茶文化とアートの共通点や違いなどを明らかにすることを企図。日本の茶湯には侘び寂びといった独特の美意識が成立し「芸術としての茶」という価値観がある一方、多くの場合は日常から縁が遠い。アートも同様。本展では、そんな両者がより多くの人のライフスタイルの一部として取り入れられることを目指す。会期中の7月7日、13日、15日には茶会も開かれる。
一品更屋は、更屋蔦左衛門と尾木原暁子によるユニット。茶湯を現代的に解釈し直し、展示会やイベントなどを通して「現代茶湯」を広める活動を行っている。女性向けにかわいい茶道具を展開する現代茶湯ブランド「茶ガール」など、現代茶湯ブランドを多数展開。展示イベントの企画・プロデュースでは、アパレルブランドや現代美術ギャラリー、企業とのコラボレーションを行っている。
【イベント情報】
「一品更屋」展
会場: hpgrp GALLERY TOKYO
場所:東京都渋谷区神宮前5-1-15CHビル地下1階
会期:6月27日から7月21日
時間:11:00から19:30
休廊日:月曜日
入場無料
参加作家: 村山まりあ、宮原夢画、川久保ジョイ、箕浦徹哉、井上絵美子、秋濱克大、大中和典、尾崎迅、熊谷峻