パリで毎年6月に開かれている音楽祭「Fête de la musique(音楽の祭日)」が21日に行われ、18区で最も盛り上がったパーティーとして、くずし割烹「ギロギロ(guiloguilo)」(8, rue Garreau,75018 Paris)がパリ市役所から選ばれた。
パリ市内でこの日は深夜でも音量を気にせず、街中で飲んで騒ぐことを許可しているこのイベント。参加して3年目となるギロギロは、京都の「枝魯枝魯」が、2008年にモンマルトルにオープン。店舗デザインはクリストフ・ピエが手がけ、オーナーシェフ枝國栄一の「くずし割烹」スタイルが評判を集め、予約の取れないレストランとして有名。
今回の「音楽の祭日」では、日本からDJのテイ・トウワ(TOWA TEI)、木村コウ、VJのヒロ杉山、だるま商店が参加。パーティーは午後7時から明け方まで続き、1000人を超える人が来店したという。
テイ・トウワ氏はツイッターで「枝国君の野望を叶えるべくVJのヒロ杉山くんと賞狙いに今年も渡仏。パリ市役所の発表で、18区ではうちらが1位になった。2位がフランス国営放送のパーティ。そのために呼ばれたのだから嬉しい」とツイートしている。
なお当日、用意されたメニューは日本酒、盛り合わせ寿司、枝豆、たこ焼きがすべて5ユーロ。パーティー終了後、店先には枝豆のサヤが散乱したため、来年からはサヤを入れる袋が必要とブログで反省の弁も。
また、イベントに合わせ同店で個展を開催した京都の絵描きユニットだるま商店によるボディペインティングも人気を集めた。