表参道ヒルズにて、ガラスの進化と新たな可能性を体感する「FEEL! GLASS」開催

開催日:2017.11.20-11.26
2017.11.10

AGC旭硝子は創立110周年を記念して、2015年から2017年にかけてミラノデザインウィークで発表した全作品を再構成した展示会「FEEL! GLASS」を、表参道ヒルズのスペース オーにて11月20日から26日まで開催する。

AGC旭硝子では、2015年より世界的なデザインの祭典ミラノデザインウィークに参加し、3年にわたりクリエイター達とコラボレーションで創り上げた作品を発表し続けている。従来のガラスのイメージを覆す作品は3年間で延べ10万人を超える来場者を動員し、国内外で多くの反響を得てきた。

展は、ミラノで発表した“映像を映す”ガラス、“薄く軽く強い”ガラス、“触感にこだわった”ガラスなど、ガラスの未来を体感できる空間。会場構成は2つのエリアに分かれ、110周年記念エリアではAGC旭硝子の110年にわたる産業・社会への貢献の歩みと、ガラスの未来を提案する最新技術の紹介、一方のミラノデザインウィーク作品エリアでは過去3年にわたってミラノデザインウィークで発表してきた作品を展示。ガラスの未来にインスピレーションを与える。

“Glacier Formation” 2015 Milan
Courtesy LUFTZUG
Photo by Ayako Nishibori

2015年の作品、グレイシアフォーメイション(GLACIER FORMATION)は、映像を投影することのできる高さ約3mのガラスを緻密かつダイナミックに配置、氷河をイメージして創り出された新しい映像空間。ガラスならではの透過と反射という特性が体験できる。空間デザインをアーテンバーク(ARTENVARCH)の川島範久と佐藤桂火、テクニカルディレクションはルフトツーク(LUFTZUG)の遠藤豊、映像デザインはクビビ(qubibi)の勅使河原一雅が手掛けた。

“Amorphous” 2016 Milan
Photo: Akihide Mishima

2016年の作品、アモルファス(Amorphous)は、様々な種類の薄板化学強化ガラスで創り出された、10億倍に拡大したガラスの分子構造模型。これまでのガラスのイメージを覆す、薄く軽やかなガラスによってつくり出される一定の形を持たないガラスの分子構造(アモルファス)を体感できる幻想的な作品。空間デザインをノザイナー(NOSIGNER)の太刀川瑛弼、ライティングデザインは岡安泉が手掛けた。

“Touch” 2017 Milan
Photo: Akihide Mishima

2017年の作品、タッチ(Touch)は、「ガラスに触れる」という視点に注目した体験型の展示。「揺らす」「叩く」「回す」「描く」などの行動を誘発するオブジェや遊具を制作した。型板、成形型、化学処理、コーティングなど様々な加工で誕生したガラスの触感を、実際に触って楽しみながら体験できる作品。デザインは倉本仁とロウ・エッジズ(Raw-Edges)が手掛けた。

建築用、自動車用、ディスプレイ用ガラスで世界をリードしてきたAGC旭硝子が提案する、ガラスの進化と新たな可能性を体感してみては。


【展覧会概要】
AGC Asahi Glass 110th Anniversary「 FEEL! GLASS(フィール! ガラス)」
Glass Installation from Milan Design Week
会期:11月20日〜11月26日
会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号
時間:11:00~20:00(11月22日は16:30まで、最終日は18:00まで)
入場無料
編集部
  • “Glacier Formation” 2015 Milan
  • “Amorphous” 2016 Milan
  • “Touch” 2017 Milan
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