映画監督のロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)は1968年6月20日生まれ。テキサス州・サントニオ出身。
テキサス大学在学中に、7,000ドルで製作した映画『エル・マリアッチ』が大ヒットしデビュー。本作は、インディペンデント作品が上映されるサンダンス映画祭で観客賞を受賞。ベルリン、ミュンヘン、ゆうばりなど数々の映画祭で絶賛された。シリーズ化し、アントニオ・バンデラスやサルマ・ハエックを一躍有名にした『デスペラード』やジョニー・デップが出演した『レジェンド・オブ・メキシコ』を公開。後者にはテクノトランスユニット、ジュノ・リアクターの楽曲『ピストレロ』が使用され、音楽面でも話題となった。
2001年には子供やファミリー向けの映画『スパイキッズ』を手掛ける。子供が活躍するスパイアクション・コメディとして人気を博し、3作続くヒットシリーズとなった。フランク・ミラー、クエンティン・タランティーノと共作した05年の『シン・シティ』は背景をすべてCGで製作したモノクロ作品。続編が今年10月に公開される。
タランティーノとは、合同で映画を製作したり、お互いの作品に出演するなど親交が深い。彼が出演・脚本を手掛け、ロバートが監督を務めた『フロム・ダスク・ティル・ドーン』では前半のサスペンスムードが後半B級ホラーに様変わりするなど、ギャップのあるストーリーでカルト的人気を誇っている。同作にはプラダ(PRADA)のメンズキャンペーンモデルを務めているハーヴェイ・カイテル(Harvey Keitel)も出演している。
私生活では映画プロデューサーのエリザベス・アヴェラン(Elizabeth Avellan)と結婚し、5人の子供をもうけるが2006年に離婚。エリザベスとは、自身の映画製作会社「トラベルメーカースタジオ」を経営している。
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