国内外から54ギャラリーが参加する現代美術のホテル型アートフェア「ART OSAKA 2018」が、7月7日と8日の2日間、ホテルグランヴィア大阪26階にて開催。
本イベントは、現代美術に特化したアートフェアとして日本で最大規模であり、一番長く支持されてきた定評あるアートフェア。今回が16回目の開催となり、参加ギャラリーは、関西から21、関西以外から26、台湾から3、韓国から4の計54ギャラリーがラインアップ。この内、初出展は4ギャラリー、展示ブース数は68部屋に上る。
新たな試みとして設けられた、35歳以下の若手注目作家を個展形式で紹介する新企画「U-35セクション」では、2ギャラリーが参加。東京のギャラリーかわまつでは、ウィーン発の覆面アーティスト、タビーの日本初個展を開催し、『JAPAN EDITION』と名付けられた日の丸のキャンバスワークスを紹介する。愛知のGALLERY IDFでは、動物をモチーフにし、 画面の中で刺繍や油彩など様々なマチエールを用いて幻想的な作品を制作する佐藤香菜を紹介する。
今年初参加のギャラリーの内、東京のTALION GALLERYでは、 お絵描き掲示板のペイントツールで描いたデジタル作品など、美術館でも“現代絵画”の枠組みで取り上げられてきた二艘木洋行を「Exhibition PLUS」にて個展で紹介。東京のPOETIC SCAPEでは、90年代より男性ヌードをメインとした作品を発表してきた野村佐紀子が、坂口安吾の小説をテーマにした「Ango」シリーズを出品、大阪府内の障がいのあるアーティストの作品を紹介しているカペイシャスも出展する。
海外からは、台湾のDer-Horng Art Galleryが、空想上の都市風景を緻密な描写で描き、2015年「Tokyo Midtown Award」でグランプリを受賞した、田島大介を紹介する。
実力派中堅から若手作家の出展が多いのも、ART OSAKAの特徴。60年代生まれでは、社会問題や著作権問題を扱い、メディアでも大きな注目を集めている岡本光博や、キャンバスを一つのスペースと見立て、行為の反復・痕跡によって新たな空間を生み出しながら、絵画の存在を問う独自の手法で制作する横溝美由紀。
80年代生まれでは、2015年に木村伊兵衛写真賞を受賞、日産アートアワードでも2017年ファイナリストに選ばれ、ポートレイトを通じて多様な文化を浮かび上がらせる石川竜一、シェル美術賞やトーキョーワンダーウォールで度々入選し、実在への問いかけと自身の経験を織り交ぜながらアノニマスな人物像を描く新藤杏子、漫画の線画表現をバックグラウンドに、流動的かつ緻密なイメージをブルーブラックボールペンで描き出す高橋つばさ、2012年度咲くやこの花賞を受賞し、劇画調の巨大な戦争絵画を描き、国内有数の美術館に出展し注目を集めてきた後藤靖香など。同時代に共存する多種多様でありながら唯一無二の芸術表現を凝縮して楽しむことが出来る。
会期初日の7月7日には、14時から15時半まで、ホテルグランヴィア大阪 20階クリスタルルームにて、トークイベント「再考:80年代のアートシーン」を開催。大阪・国立国際美術館で今秋11月から開催される「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」展の担当キュレーターである安來正博が、ART OSAKA実行委員であり加藤義夫芸術計画室の加藤義夫を聞き手に、80年代美術の魅力を語る。なお、定員40名、先着順の事前予約制にて、info@artosaka.jpまで、名前、人数(2名まで)、当日連絡可能な電話番号を明記の上、申し込み。
会期中には、来場者の投票による「ベストプレゼンテーションアワード」も実施。年に1度の夏のアートの祭典を通じて、現代美術の世界にコミットする楽しさを味わってみては。
本イベントは、現代美術に特化したアートフェアとして日本で最大規模であり、一番長く支持されてきた定評あるアートフェア。今回が16回目の開催となり、参加ギャラリーは、関西から21、関西以外から26、台湾から3、韓国から4の計54ギャラリーがラインアップ。この内、初出展は4ギャラリー、展示ブース数は68部屋に上る。
新たな試みとして設けられた、35歳以下の若手注目作家を個展形式で紹介する新企画「U-35セクション」では、2ギャラリーが参加。東京のギャラリーかわまつでは、ウィーン発の覆面アーティスト、タビーの日本初個展を開催し、『JAPAN EDITION』と名付けられた日の丸のキャンバスワークスを紹介する。愛知のGALLERY IDFでは、動物をモチーフにし、 画面の中で刺繍や油彩など様々なマチエールを用いて幻想的な作品を制作する佐藤香菜を紹介する。
今年初参加のギャラリーの内、東京のTALION GALLERYでは、 お絵描き掲示板のペイントツールで描いたデジタル作品など、美術館でも“現代絵画”の枠組みで取り上げられてきた二艘木洋行を「Exhibition PLUS」にて個展で紹介。東京のPOETIC SCAPEでは、90年代より男性ヌードをメインとした作品を発表してきた野村佐紀子が、坂口安吾の小説をテーマにした「Ango」シリーズを出品、大阪府内の障がいのあるアーティストの作品を紹介しているカペイシャスも出展する。
海外からは、台湾のDer-Horng Art Galleryが、空想上の都市風景を緻密な描写で描き、2015年「Tokyo Midtown Award」でグランプリを受賞した、田島大介を紹介する。
実力派中堅から若手作家の出展が多いのも、ART OSAKAの特徴。60年代生まれでは、社会問題や著作権問題を扱い、メディアでも大きな注目を集めている岡本光博や、キャンバスを一つのスペースと見立て、行為の反復・痕跡によって新たな空間を生み出しながら、絵画の存在を問う独自の手法で制作する横溝美由紀。
80年代生まれでは、2015年に木村伊兵衛写真賞を受賞、日産アートアワードでも2017年ファイナリストに選ばれ、ポートレイトを通じて多様な文化を浮かび上がらせる石川竜一、シェル美術賞やトーキョーワンダーウォールで度々入選し、実在への問いかけと自身の経験を織り交ぜながらアノニマスな人物像を描く新藤杏子、漫画の線画表現をバックグラウンドに、流動的かつ緻密なイメージをブルーブラックボールペンで描き出す高橋つばさ、2012年度咲くやこの花賞を受賞し、劇画調の巨大な戦争絵画を描き、国内有数の美術館に出展し注目を集めてきた後藤靖香など。同時代に共存する多種多様でありながら唯一無二の芸術表現を凝縮して楽しむことが出来る。
会期初日の7月7日には、14時から15時半まで、ホテルグランヴィア大阪 20階クリスタルルームにて、トークイベント「再考:80年代のアートシーン」を開催。大阪・国立国際美術館で今秋11月から開催される「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」展の担当キュレーターである安來正博が、ART OSAKA実行委員であり加藤義夫芸術計画室の加藤義夫を聞き手に、80年代美術の魅力を語る。なお、定員40名、先着順の事前予約制にて、info@artosaka.jpまで、名前、人数(2名まで)、当日連絡可能な電話番号を明記の上、申し込み。
会期中には、来場者の投票による「ベストプレゼンテーションアワード」も実施。年に1度の夏のアートの祭典を通じて、現代美術の世界にコミットする楽しさを味わってみては。
【展覧会情報】
ART OSAKA 2018
会期:7月7日・8日
会場:ホテルグランヴィア大阪 26階(ワンフロア貸切)
住所:大阪府大阪市北区梅田3丁目1-1
時間:7月7日 11:00〜20:00、7月8日 11:00〜19:00(入場は終了1時間前まで)
料金:1day pass 1,500円 小学生以下無料(保護者の同伴が必要)
ART OSAKA 2018
会期:7月7日・8日
会場:ホテルグランヴィア大阪 26階(ワンフロア貸切)
住所:大阪府大阪市北区梅田3丁目1-1
時間:7月7日 11:00〜20:00、7月8日 11:00〜19:00(入場は終了1時間前まで)
料金:1day pass 1,500円 小学生以下無料(保護者の同伴が必要)