平成11~15年(1999~2003年)
大胆な囲み目とブロンズ肌でギャルメイクが独自に進化
ミレニアムのこの時期、ストリートファッションはかつてない盛り上がりを見せ、ギャル系、エレガント系、裏原(裏原宿)系など、流行のピラミッドがいくつにも枝分かれし、カテゴライズ化されていった。この頃に印象的なのが、90年代の「ギャル文化」が渋谷を中心としたエリアで独自に進化したこと。カラフルな原色の服、花の髪飾り、個性的なヘアメイクなど、奇抜なストリートスタイルが流行し、海外からも注目が集まった。
この層のメイクの最大の特長は、小麦色の肌。実際に日焼けをする人もいれば、濃い色味のファンデーションやフェイスパウダーで日焼け肌を演出する人も。目の際をアイラインで縁取る囲み目メイクと薄い色の眉を組み合わせ、目元をより強調したメイクがトレンドに。ヘアは、ハイトーンのイエロー、アッシュ、ハイブリーチなど、色のバリエーションが増加。ヘアカラー人口もさらに増えて一般化した。