東京・南青山にあるギャラリー、ヴォイドプラス(void+)で、冨井大裕の個展「線を借りる」が開催中。
彫刻の新たな可能性を探り続ける冨井大裕。これまでに、付箋や色鉛筆、スポンジ、ゴミ箱、脚立、画鋲、プラスチックコンテナなど、身の回りにある既製品を用いて作品作りを行い、従来の物の用途や意味を取っ払い、新たな魅力や存在に焦点を当てて全く別のものに昇華させるという、あらゆる彫刻の形を提示してきた。
ある時は、作品を作った後に必ず冨井が残している指示書を、指示書のみで展示し観客自身がその指示に従い彫刻作品となるプロセスを踏む作品など、そのものに対する何気ない行為や態度そのものが作品として成立をするか、また芸術作品となるにはどのような要素が必要かを模索している。
そんな冨井が新たに考察した「線を借りる」という本展には、タイトル通り、他人の作品から“線”を借りた作品が展示されている。
借りられた作品は、タクタク(tac:tac)の一着のコートと、そのパターンの線。室内にあるのは、デザイナー島瀬敬章のパターンから起こした服と、そのパターンの線を元に作られたアクリルの彫刻作品。そしてその服を試着する観客と、それを写す鏡、映り込む背景、その全てのもの・こと・場・時などが彫刻としての可能性が顕在化される。
彫刻の新たな可能性を探り続ける冨井大裕。これまでに、付箋や色鉛筆、スポンジ、ゴミ箱、脚立、画鋲、プラスチックコンテナなど、身の回りにある既製品を用いて作品作りを行い、従来の物の用途や意味を取っ払い、新たな魅力や存在に焦点を当てて全く別のものに昇華させるという、あらゆる彫刻の形を提示してきた。
ある時は、作品を作った後に必ず冨井が残している指示書を、指示書のみで展示し観客自身がその指示に従い彫刻作品となるプロセスを踏む作品など、そのものに対する何気ない行為や態度そのものが作品として成立をするか、また芸術作品となるにはどのような要素が必要かを模索している。
そんな冨井が新たに考察した「線を借りる」という本展には、タイトル通り、他人の作品から“線”を借りた作品が展示されている。
借りられた作品は、タクタク(tac:tac)の一着のコートと、そのパターンの線。室内にあるのは、デザイナー島瀬敬章のパターンから起こした服と、そのパターンの線を元に作られたアクリルの彫刻作品。そしてその服を試着する観客と、それを写す鏡、映り込む背景、その全てのもの・こと・場・時などが彫刻としての可能性が顕在化される。
【開催情報】
冨井大裕「線を借りる」
会期:11月30日〜2019年1月25日
会場:void+
住所:東京都港区南青山3-16-14 1階
時間:14:00〜19:00
定休日:日、月、祝日(※12月23日は開廊)
冬季休廊:12月25日〜2019年1月7日
冨井大裕「線を借りる」
会期:11月30日〜2019年1月25日
会場:void+
住所:東京都港区南青山3-16-14 1階
時間:14:00〜19:00
定休日:日、月、祝日(※12月23日は開廊)
冬季休廊:12月25日〜2019年1月7日