カミシマチナミが2013年春夏コレクションを発表した。「Butterfly(バタフライ)」をテーマに、蝶に関連する花々や春の光などの自然界の印象をモチーフにした。
冒頭は白地にフラワープリントのクリーンなスタイル。やがて色が灯り、ブルー、イエローグリーン、ベージュと続いていく。花のモチーフも織りやプリントで随所に拡散。肩や腰回りにはアクリル製のオーナメントが舞い、ビーズ刺繍のフラワーなど、にぎわいを増していった。後半は色の濃度が増し、モスグリーン、オレンジ、ブラックに、アヤメやモクレンやボタンなどがプリントされたワンピースやパンツなど力強い色使いに。
アンサンブルやワンピース、タイトスカートなどフルスタイルで見せる。軽快なスプリングコートがバリエーション豊かに提案され、適度にゆとりを持たせたものや、蝶を思わせるヘムラインのコートなどが登場。
「服たちがすれ違い、色が混ざり合うことで蝶が舞っている印象を表現したかった」とカミシマチナミ。更には「最近日本は閉塞感を感じることが多いですが、海外から見ると恵まれている」と前向きなメッセージで記者達に答えていた。