音楽ストリーミングサービスSpotifyと、日本最大級の都市型フェスティバル「サマーソニック(SUMMER SONIC)」がコラボレーションした初のイベント「Spotify on Stage in MIdnight SONIC」が8月16日、幕張メッセで開催された。
国境やジャンルを超えた新しい音楽との出会いを楽しめるストリーミング時代の音楽体験をオフラインでも提案すべく、2017年にジャカルタでスタートした「Spotify on Stage」。いよいよ日本初上陸となった今回は、サマーソニック初日にオールナイトイベントとして開催され、その新時代のステージに観客たちは熱狂の渦に包まれた。
新人アーティストをバックアップする「Early Noise」や、イープラスとパートナーシップを組みSpotifyから直接ライブチケットが購入できるシステムを導入するなど、アーティストとリスナーをリアルな場で結びつける仕掛けを様々に打ち出すSpotify。その集大成的な一夜となった「Spotify on Stage」を、今回はダイジェストで振り返る。
イベントのトップバッターは、青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド「amazarashi」。ステージ前にスクリーンが張られタイポグラフィーや映像が映し出される彼ら独自のスタイルでライブがスタート。迫力のあるロックサウンドにのせ、秋田ひろむが観客に歌いかける。ライブとシンクロしながら歌詞が流れてくる独特の空間は、目から耳から秋田ひろむの“詩”が飛び込んで来て、観客に圧倒的な世界観を見せつけたオープニングとなった。
ニューヨーク・ブルックリンを拠点とする、アンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーを中心となるポップデュオMGMT。2018年にリリースした5年ぶりの4枚目のアルバム「Little Dark Age」収録曲の「When You Die」から演奏がスタート。途中、アルバムのジャケットになっているモチーフを使ったバルーンなども登場し、ステージ上でもアルバムの世界観を表現していた。終盤、彼らの中でも最大のヒット曲である「Kids」のイントロが始まると、観客から大きな歓声が沸き上がった。さらに曲中のブレイクでは、ライブならではの即興的なアレンジも加わり、バンドとともに曲も進化している一面が垣間見えた。
スキマスイッチとしては初となる真夜中のステージは、バラードソングの「奏」からスタート。中盤の静と動が混ざり合った「ミスターカイト」では、大橋卓弥のスケール感のある歌声に会場は彼らの世界観に染まった。「Ah Year!! 」終了後から、そのまま観客のコールアンドレスポンスがスタート。観客のロングトーンには、大橋も驚く一幕も。最後の「全力少年」では、サビを観客と歌い、会場が一体感に包まれた。
SEKAI NO OWARIは、日付が変わって8月17日が彼らのメジャーデビュー記念日ということで、8周年のタイミングをライブで迎えることになった。シングル曲を中心に緩急つけたジェットコースターのようなセットリストに観客は一気に魅了された。あまりに白熱したライブゆえに、MCでFukaseが具合が悪いファンがいないか気遣う場面もあり、より一層バンドと観客の心の距離が縮まった。終盤は、イギリスのバンドClean BanditとコラボしたEnd of the World名義の「LOST」をライブで初披露し、大ヒットシングル「Dragon Night」で観客との大合唱でライブを締めくくった。
TK from 凛として時雨 はピアノとヴァイオリンのサウンドにのせて、優しく歌いかける「罪と宝石」からスタート。アニメの主題歌になった「unravel」でさらに盛り上がり、そのまま「Shady」、「Fantastic Magic」と複雑なリズムとソリッドなギターサウンドの曲が連続し、そのまま最新シングル「P.S. RED I」を演奏し、ギターのノイズ音に包まれながらライブは終了した。
多様な国籍のメンバーで構成された韓国発のボーイズグループNCT127が登場すると、会場の観客が彼らのキーカラーであるライトグリーンのライトを照らし、会場の雰囲気がガラリと変わった。重低音のベースとキックの「Cherry Bomb」やデビューシングル「Fire Truck」など、ヒップホップをベースにした力強いサウンドの楽曲にのせて、メンバーそれぞれが中央に立つたびに、観客から大きな歓声が沸いた。息を切らせながらメンバーがMCで一生懸命語りかけて、ユウタが「これからの僕たちの音楽、活動に注目してください」と観客に熱くメッセージを送っていたのが印象的だった。
会場に映像モニターも配置した大型のDJブースが設置され、ライブ会場が一転、クラブ会場に様変わりして今夜の最終アクトのR3HABが登場した。攻撃的な激しいダンスミュージックを連発しながら、途中のブレイクでは、マイクを使って観客に話しかけ、一体感を作り上げる。特にカルヴィン・ハリスの楽曲の自身のリミックスバージョンを流した時は、DJブースによじ登り、曲の高揚感もあり、さらに会場がヒートアップした。明け方近くの会場で、観客も疲れる様子もなく、R3HABの流す楽曲に合わせて、踊り続けた。スタートのamazarashiからR3HABまで大盛り上がりで、気が付けばあっという間に駆け抜けた一夜であった。
calvin harris / One Kiss(with Dua Lipa) R3HAB Remix
また会場の装飾では、今回のイベントのテーマカラーの「青」を基調としたサイネージなどが随所に散りばめられ、Spotifyフォトブースも設置された。来場者は気軽に立体感のある写真を撮影でき、「#サマソニxSpotify」でSNSで写真を投稿する企画も実施していた。
普段Spotifyが様々なプレイリストでカテゴリーにとらわれない音楽をレコメンドするオンラインの取り組みを、オフラインのリアルな場で提案した貴重な一夜となった。今後もアーティストとリスナーを結びつけるSpotifyから目が離せない。
国境やジャンルを超えた新しい音楽との出会いを楽しめるストリーミング時代の音楽体験をオフラインでも提案すべく、2017年にジャカルタでスタートした「Spotify on Stage」。いよいよ日本初上陸となった今回は、サマーソニック初日にオールナイトイベントとして開催され、その新時代のステージに観客たちは熱狂の渦に包まれた。
新人アーティストをバックアップする「Early Noise」や、イープラスとパートナーシップを組みSpotifyから直接ライブチケットが購入できるシステムを導入するなど、アーティストとリスナーをリアルな場で結びつける仕掛けを様々に打ち出すSpotify。その集大成的な一夜となった「Spotify on Stage」を、今回はダイジェストで振り返る。
amazarashi
イベントのトップバッターは、青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド「amazarashi」。ステージ前にスクリーンが張られタイポグラフィーや映像が映し出される彼ら独自のスタイルでライブがスタート。迫力のあるロックサウンドにのせ、秋田ひろむが観客に歌いかける。ライブとシンクロしながら歌詞が流れてくる独特の空間は、目から耳から秋田ひろむの“詩”が飛び込んで来て、観客に圧倒的な世界観を見せつけたオープニングとなった。
amazarashi SET LIST
1. ワードプロセッサー
2. ジュブナイル
3. 命にふさわしい
4. 冷凍睡眠
5. 僕が死のうと思ったのは
6. 美しき思い出
7. 未来になれなかったあの夜に
1. ワードプロセッサー
2. ジュブナイル
3. 命にふさわしい
4. 冷凍睡眠
5. 僕が死のうと思ったのは
6. 美しき思い出
7. 未来になれなかったあの夜に
MGMT
ニューヨーク・ブルックリンを拠点とする、アンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーを中心となるポップデュオMGMT。2018年にリリースした5年ぶりの4枚目のアルバム「Little Dark Age」収録曲の「When You Die」から演奏がスタート。途中、アルバムのジャケットになっているモチーフを使ったバルーンなども登場し、ステージ上でもアルバムの世界観を表現していた。終盤、彼らの中でも最大のヒット曲である「Kids」のイントロが始まると、観客から大きな歓声が沸き上がった。さらに曲中のブレイクでは、ライブならではの即興的なアレンジも加わり、バンドとともに曲も進化している一面が垣間見えた。
MGMT SET LIST
01. When You Die
02. Time to Pretend
03. Me & Michael
04. Flash Delirium
05. She Works Out Too Much
06. Of Moons, Birds & Monsters
07. Little Dark Age
08. James
09. Siberian Breaks
10. Electric Feel
11. One Thing Left to Try
12. Kids
13. Weekend Wars
01. When You Die
02. Time to Pretend
03. Me & Michael
04. Flash Delirium
05. She Works Out Too Much
06. Of Moons, Birds & Monsters
07. Little Dark Age
08. James
09. Siberian Breaks
10. Electric Feel
11. One Thing Left to Try
12. Kids
13. Weekend Wars
スキマスイッチ
スキマスイッチとしては初となる真夜中のステージは、バラードソングの「奏」からスタート。中盤の静と動が混ざり合った「ミスターカイト」では、大橋卓弥のスケール感のある歌声に会場は彼らの世界観に染まった。「Ah Year!! 」終了後から、そのまま観客のコールアンドレスポンスがスタート。観客のロングトーンには、大橋も驚く一幕も。最後の「全力少年」では、サビを観客と歌い、会場が一体感に包まれた。
スキマスイッチ SET LIST
01. 奏(かなで)
02. ガラナ
03. 青春
04. ミスターカイト
05. Ah Year!!
06 全力少年
01. 奏(かなで)
02. ガラナ
03. 青春
04. ミスターカイト
05. Ah Year!!
06 全力少年
SEKAI NO OWARI
SEKAI NO OWARIは、日付が変わって8月17日が彼らのメジャーデビュー記念日ということで、8周年のタイミングをライブで迎えることになった。シングル曲を中心に緩急つけたジェットコースターのようなセットリストに観客は一気に魅了された。あまりに白熱したライブゆえに、MCでFukaseが具合が悪いファンがいないか気遣う場面もあり、より一層バンドと観客の心の距離が縮まった。終盤は、イギリスのバンドClean BanditとコラボしたEnd of the World名義の「LOST」をライブで初披露し、大ヒットシングル「Dragon Night」で観客との大合唱でライブを締めくくった。
SEKAI NO OWARI SETLIST
01. SE. Holy Forest -remixed by melodysheep from U.S.A.
02. Death Disco (The Colors)
03. Witch
04. YOKOHAMA blues
05. ANTI-HERO
06. スターライトパレード
07. Monsoon Night
08. Blue Flower
09. 蜜の月
10. スターゲイザー
11. LOST
12. Dragon Night
01. SE. Holy Forest -remixed by melodysheep from U.S.A.
02. Death Disco (The Colors)
03. Witch
04. YOKOHAMA blues
05. ANTI-HERO
06. スターライトパレード
07. Monsoon Night
08. Blue Flower
09. 蜜の月
10. スターゲイザー
11. LOST
12. Dragon Night
TK from 凜として時雨
TK from 凛として時雨 はピアノとヴァイオリンのサウンドにのせて、優しく歌いかける「罪と宝石」からスタート。アニメの主題歌になった「unravel」でさらに盛り上がり、そのまま「Shady」、「Fantastic Magic」と複雑なリズムとソリッドなギターサウンドの曲が連続し、そのまま最新シングル「P.S. RED I」を演奏し、ギターのノイズ音に包まれながらライブは終了した。
TK from 凛として時雨 SET LIST
01. 罪の宝石
02. flower
03. Abnormal trick
04. unravel
05. Signal
06. Shandy
07. Fantastic Magic
08. P.S. RED I
01. 罪の宝石
02. flower
03. Abnormal trick
04. unravel
05. Signal
06. Shandy
07. Fantastic Magic
08. P.S. RED I
NCT127
多様な国籍のメンバーで構成された韓国発のボーイズグループNCT127が登場すると、会場の観客が彼らのキーカラーであるライトグリーンのライトを照らし、会場の雰囲気がガラリと変わった。重低音のベースとキックの「Cherry Bomb」やデビューシングル「Fire Truck」など、ヒップホップをベースにした力強いサウンドの楽曲にのせて、メンバーそれぞれが中央に立つたびに、観客から大きな歓声が沸いた。息を切らせながらメンバーがMCで一生懸命語りかけて、ユウタが「これからの僕たちの音楽、活動に注目してください」と観客に熱くメッセージを送っていたのが印象的だった。
NCT 127 SET LIST
01. Cherry Bomb
02. chain
03. Regular
04. Fire Truck
05. Wakey-Wakey
06. Superhuman
01. Cherry Bomb
02. chain
03. Regular
04. Fire Truck
05. Wakey-Wakey
06. Superhuman
R3HAB
会場に映像モニターも配置した大型のDJブースが設置され、ライブ会場が一転、クラブ会場に様変わりして今夜の最終アクトのR3HABが登場した。攻撃的な激しいダンスミュージックを連発しながら、途中のブレイクでは、マイクを使って観客に話しかけ、一体感を作り上げる。特にカルヴィン・ハリスの楽曲の自身のリミックスバージョンを流した時は、DJブースによじ登り、曲の高揚感もあり、さらに会場がヒートアップした。明け方近くの会場で、観客も疲れる様子もなく、R3HABの流す楽曲に合わせて、踊り続けた。スタートのamazarashiからR3HABまで大盛り上がりで、気が付けばあっという間に駆け抜けた一夜であった。
calvin harris / One Kiss(with Dua Lipa) R3HAB Remix
また会場の装飾では、今回のイベントのテーマカラーの「青」を基調としたサイネージなどが随所に散りばめられ、Spotifyフォトブースも設置された。来場者は気軽に立体感のある写真を撮影でき、「#サマソニxSpotify」でSNSで写真を投稿する企画も実施していた。
普段Spotifyが様々なプレイリストでカテゴリーにとらわれない音楽をレコメンドするオンラインの取り組みを、オフラインのリアルな場で提案した貴重な一夜となった。今後もアーティストとリスナーを結びつけるSpotifyから目が離せない。