セイコーネクステージは、「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)ウォッチプロジェクト」とカー&プロダクトデザイナー和田智のコラボレーションによる「W」シリーズの新色を9月中旬に発売する。同シリーズの新色の発表はおよそ1年ぶり。
新色は、白い文字板にブルーの秒針を採用した2モデル。クロノグラフ計測器の針の動き、操作ボタンのクリック感など、機械式ウォッチの感覚を再現したメカ式帰零センター秒針を採用。ケースとバンドをつなぐ接合部が垂直方向に可動する構造のため、女性の細い腕にもフィットするように設計されている。
バンドはステンレススチールとヌメ革の2種類。ヌメ皮は東京・向島の老舗メーカーが加工を担当。ステンレススチールサテン仕上げのバック部分はアウディTTのフューエルタンクカバーのオマージュであり、カーデザイナーの和田らしいエッセンスがポイントとなっている。価格は、ステンレススチールタイプ(SILAY007)が4万5,150円、ヌメ革のバンドモデル(SILAY008)が3万9,900円。
和田は、1961年東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、1984年に日産自動車に入社。89年より2年間、英ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに留学。98年にはアウディAG/アウディデザインに移籍し、「世界でもっとも美しいクーペ」と評されるアウディのA5、A6など主要シリーズを担当。2009年6月に、同社から独立し、デザインスタジオ「SWdesign TOKYO」を設立。独立後は、新しいビークルデザイン開発に注力しながら、「新しい時代のミニマルなものや暮らし」をテーマにしたデザインを手掛けている。