ファッションモデルでデザイナーのイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Inès de la Fressange)は1957年8月11日生まれ。フランス・ヴァール県出身。
名門貴族出身の父親と、ファッションモデルの母親を持つ。75年に雑誌『エル(ELLE)』のモデルとしてデビューし、83年には「シャネル(CHANEL)」のデザイナーであったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)に指名され、同ブランドのミューズとなる。その後7年に渡り、広告キャンペーンやランウェイショーで活躍。近年でも時々ショーなどに出演している。
89年にフランスの女性の象徴である「マリアンヌ賞」を受賞したが、これによりシャネルの専属契約を打ち切られた。90年に自身のファッションブランド「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」を設立し、パリのモンテーニュ通りにブティックをオープン。アパレルや雑貨、インテリアなどを取り扱う同店は人気となり、アメリカや日本にも進出した。
2000年頃、経営陣とのトラブルにより彼女は「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」から離れ、ブランドの人気も下降。しかし今年6月に、同ブランドが新体制で再展開されることが発表された。このプロジェクトにはイネス自身も携わる予定。
また、9月14日に東京初上陸となるショップを松屋銀座にオープンするラグジュアリーレザーブランド「ロジェ・ヴィヴィエ(Roger Vivier)」のブランドアンバサターも務めており、14SSの新作ムービー等にも登場している。
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