ファッションデザイナーのマイケル・コース(Michael Kors)は1959年8月9日生まれ。アメリカ合衆国ニューヨーク州出身。
ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)在学中に、販売員として働いていたブティックのアイテムデザインを担当。大学卒業後の81年に自身のブランド「マイケル・コース(Michael Kors)」を立ち上げ、ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)やサックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)など大手百貨店でウィメンズウエアを展開していた。
97年に「セリーヌ(CELINE)」のウィメンズクリエーティブディレクターに就任。彼の活躍で、客層の低年齢化に成功し、世界的名門ブランドとして認知されるようになった。99年には米ファッションデザイナーズ協議会(CFDA)のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
04年にセリーヌのクリエーティブディレクターを退任してからは、ニューヨークを拠点に、自身のブランドのデザインをメインに活動を続けている。現在同ブランドは、セカンドラインの「マイケル・マイケル・コース(MICHAEL Michael Kors)」やカジュアルラインの「コース・マイケル・コース(KORS Michael Kors)」も展開している。
コースはメディアへの露出も多く、06年からアメリカのファッションデザイナー発掘番組「プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル」の審査員を最近まで務めていた。これにより彼は、ファッション業界を目指す若者から支持されるようになり、今年春には、米『タイム(Time)』誌が毎年発表している「世界で最も影響力のある100人」の1人にも選ばれている。
日本には、11年にマイケル・コース六本木ヒルズ店のオープン記念で来日し、「ヴォーグ・ファッション・ナイト」にも登場した。
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