いつも凛としているあの人、仕事に夢中なあの人は、どんなものを食べているのでしょうか。そんな問いにお応えして、働く女性たちの胃袋を掴むモーニング、ランチ、ディナーの名店を“OL食事情”と題してお届けします。FASHION HEADLINEが独自にピックアップした、おいしくて身体にも優しいグルメ情報を、どうぞお楽しみに。
ふわふわのオムレツや、今にも弾けてしまいそうなぷるぷる加減のエッグベネディクトの写真をInstagramに黙々とアップし続けている「トラクター モーニング(tractor morning)」。メニューについて語ることなく、写真で見る人の食欲を刺激するという今どきの宣伝方法も気になり、さっそく行ってみることに。中目黒と代官山の間に位置する、鎗ヶ先交差点からほど近いマンションの1階にあるお店を訪ねました。
もともとはバーとして営業をしており、昨年からモーニングや軽食の提供を始めたというこちらのお店。打ちっぱなしのコンクリートの壁にイベント告知のDMが並べられた棚、そして店内の中央にはターンテーブルが2台置かれ、海外のガレージのようなラフな雰囲気があります。店主であり、調理も担当する橋本さんに、インスタで見て気になっていた「トーストと卵(トッピングでアボカド、スモークドトラウト)」(1,300円)と「卵白とチーズのオムレツ」(1,100円)を注文しました。
メニューは卵料理を中心に、アボカドやナッツ、キヌア、スプラウトなどのスーパーフードを採り入れたものの他、ベジタリアン・ヴィーガン向けや食物アレルギーへの対応も行う、配慮の行き届いたラインアップとなっています。「オーストラリアにいた5年間、ホテルからローカルのカフェまで、いろいろなところで料理の仕事をしていました。オーストラリアは日本よりもオーガニックが身近で、朝食の文化が豊かなんですよ。みんな仕事前に朝ごはんを外で食べる習慣があるのがいいなぁと思って。この店も現地の雰囲気をそのままに、オーガニックの食材を使ったメニューにしています」と橋本さん。質の高い食材をシンプルな味付けでいただく、これが“オーストラリア流モーニング”の決まりのようです。
「トーストと卵(トッピングでアボカド、スモークドトラウト)」(1,300円)
ワンプレートの中に、完璧な卵料理と新鮮な野菜、ライ麦のパンなどがきれいに盛り付けられているので、実にフォトジェニック! 見るだけでも元気が湧いてきます。割った半熟卵と共に、添えられたオリーブオイルやバルサミコ酢を混ぜながら食べ進める点もポイントなのだとか。「日本人はひとつのお皿の中で、2つのソースの味が混ざるのを嫌うので、あえて“大味”にすることで、日本人っぽくならないように工夫しています」と橋本さん。
「卵白とチーズのオムレツ」(1,100円)をナイフで切ると、チーズと沖縄野菜の「ハンダマ」が姿を現す
充実した朝食で気合いを入れたい人だけでなく、徹夜明けでまどろみ半分にオムレツをつつきに来るような人だってトラクター モーニングなら優しく受け入れてくれるはず。「ホテルで出てくるモーニングの、やり過ぎ感が嫌で……。お客さんも自分がお互いに“ユルく”いられるお店でありたいですね」と橋本さんがいう通り、適度に放っておいてくれる“居心地のよさ”が漂うお店でした。卵の焼けるいい香りと趣味のよい音楽に包まれて、まったりとした気分でモーニングが食べたくなったら、ぜひ立ち寄ってみてください。お酒も飲めるので、つい長居してしまいそうですね。
tractor morning
【店舗情報】
tractor morning(トラクター モーニング)
住所:東京都目黒区中目黒1-3-5 プリンスコーポ 1F
電話:03-6303-3291
営業時間:8:00~16:00(モーニング営業)、18:00~翌2:00(バー営業)
定休日:月曜日(バーは日曜定休)
Instagram:@tractor_morning
ふわふわのオムレツや、今にも弾けてしまいそうなぷるぷる加減のエッグベネディクトの写真をInstagramに黙々とアップし続けている「トラクター モーニング(tractor morning)」。メニューについて語ることなく、写真で見る人の食欲を刺激するという今どきの宣伝方法も気になり、さっそく行ってみることに。中目黒と代官山の間に位置する、鎗ヶ先交差点からほど近いマンションの1階にあるお店を訪ねました。
もともとはバーとして営業をしており、昨年からモーニングや軽食の提供を始めたというこちらのお店。打ちっぱなしのコンクリートの壁にイベント告知のDMが並べられた棚、そして店内の中央にはターンテーブルが2台置かれ、海外のガレージのようなラフな雰囲気があります。店主であり、調理も担当する橋本さんに、インスタで見て気になっていた「トーストと卵(トッピングでアボカド、スモークドトラウト)」(1,300円)と「卵白とチーズのオムレツ」(1,100円)を注文しました。
メニューは卵料理を中心に、アボカドやナッツ、キヌア、スプラウトなどのスーパーフードを採り入れたものの他、ベジタリアン・ヴィーガン向けや食物アレルギーへの対応も行う、配慮の行き届いたラインアップとなっています。「オーストラリアにいた5年間、ホテルからローカルのカフェまで、いろいろなところで料理の仕事をしていました。オーストラリアは日本よりもオーガニックが身近で、朝食の文化が豊かなんですよ。みんな仕事前に朝ごはんを外で食べる習慣があるのがいいなぁと思って。この店も現地の雰囲気をそのままに、オーガニックの食材を使ったメニューにしています」と橋本さん。質の高い食材をシンプルな味付けでいただく、これが“オーストラリア流モーニング”の決まりのようです。
「トーストと卵(トッピングでアボカド、スモークドトラウト)」(1,300円)
ワンプレートの中に、完璧な卵料理と新鮮な野菜、ライ麦のパンなどがきれいに盛り付けられているので、実にフォトジェニック! 見るだけでも元気が湧いてきます。割った半熟卵と共に、添えられたオリーブオイルやバルサミコ酢を混ぜながら食べ進める点もポイントなのだとか。「日本人はひとつのお皿の中で、2つのソースの味が混ざるのを嫌うので、あえて“大味”にすることで、日本人っぽくならないように工夫しています」と橋本さん。
「卵白とチーズのオムレツ」(1,100円)をナイフで切ると、チーズと沖縄野菜の「ハンダマ」が姿を現す
充実した朝食で気合いを入れたい人だけでなく、徹夜明けでまどろみ半分にオムレツをつつきに来るような人だってトラクター モーニングなら優しく受け入れてくれるはず。「ホテルで出てくるモーニングの、やり過ぎ感が嫌で……。お客さんも自分がお互いに“ユルく”いられるお店でありたいですね」と橋本さんがいう通り、適度に放っておいてくれる“居心地のよさ”が漂うお店でした。卵の焼けるいい香りと趣味のよい音楽に包まれて、まったりとした気分でモーニングが食べたくなったら、ぜひ立ち寄ってみてください。お酒も飲めるので、つい長居してしまいそうですね。
tractor morning
【店舗情報】
tractor morning(トラクター モーニング)
住所:東京都目黒区中目黒1-3-5 プリンスコーポ 1F
電話:03-6303-3291
営業時間:8:00~16:00(モーニング営業)、18:00~翌2:00(バー営業)
定休日:月曜日(バーは日曜定休)
Instagram:@tractor_morning