株式会社ワールドは、ライフスタイルストア「フラクサス」6店舗において、地元近隣の大学・専門学校6校と共同で展開する産学連携プロジェクト「学生コラボ SPACE ART(スペースアート)2013 SUMMER」を、4月19日から順次開催している。
このプロジェクトは、ワールドが美術や芸術を学ぶ大学生・専門学校生を対象に2008年から実施してきた「ワールド 産学連携アートルームプロジェクト」を進化・発展させたもの。従来の企画は、意欲ある学生が「フラクサス」を舞台にウインドウのビジュアルプレゼンテーションやワークショップの企画・運営を行う、クリエイティブな場となってきた。6年目を迎えた今年は名称を改め、店頭でのMDカレンダーやファッショントレンドと連動し、来店促進につながる実践的なプロジェクトへと進化させる。
今回のテーマは、柄を取り入れた着こなしから発想を膨らませた「Motif Typhoon(モチーフ タイフーン)」。学生はこのテーマに加え、店舗のコンセプトやターゲット、コストや納期などを考慮に入れながら、自由な発想で店内を演出する。 第1弾は、4月19日にオープンした「フラクサス鶴見緑地」にて展開中。大阪市立デザイン教育研究所が、開店を祝うカラフルで賑やかな祭りをイメージした花や風船のモチーフを使って店内を演出している。4月から6月にかけては名古屋芸術大学が「フラクサス名古屋」、京都造形芸術大学が「フラクサス伊丹」、九州大学が「フラクサス福岡」で、夏休みの時期には東京芸術大学が「フラクサス武蔵村山」、比治山大学が「フラクサス広島」で、それぞれ実施予定。
ワールドは学生に自分たちのアイデアを発表できる貴重な機会を与えると同時に、自社の社員が持つプロのノウハウを伝えることで、次代を担う人材の育成につなげていくことを期待している。また、エンタテイメント性のある店舗を通じて、地域とのコミュニケーションを深めることも視野に入れている。