5日から渋谷・明治通りにあるタケオキクチ本店2階にて、バリー・ケイメン(Barry Kamen)のアートエキシビションを開催している。
バリーは80年代のロンドンカルチャーを牽引した伝説的スタイリスト、レイ・ペトリ(Ray Petri)を中心としたアーティスト集団「バッファロー(BUFFALO)」のメンバー。現在もロンドンをベースにスタイリストやアーティストとして活動している。
本展では、菊池武夫のアトリエスペースと売り場に、バンドエイドを用いた作品が並ぶ。バンドエイドには歴史上の人物を描かれ、「IS」「be」「NO」「to」などの英単語がコラージュされている。「バンドエイドはバッファローのグループみんなで付けていたんだ。あと、今の時代はバジェットのカットとか、色々なものをカットする時代だよね。カットされて開いた傷口を癒やす気持ちも込めている」とバリー。
また、彼が普段スケッチブックとして使用している本も置かれている。ページを開くと、落書きのようにドローイングやコラージュがなされ、前述の英単語達がマークされている。「みんな大げさな意味の単語に目が向きがちだけど、こういう何気ない意味のものが大切だと思うんだ。旅が多いんだけど、そういう時に本を持参して描いている。あとはアトリエに向かうバスに乗っている時とか。この本は読んでいるのかって?全く読んでないよ(笑)。学生時代、節約のために古本をスケッチブック代わりに使用したのが始まり。もう1000冊にもなるよ」
作品は購入も可能(16万円から)。会期は12日まで。