セバスチャン・ムニエ(Sebastien Meunier)によるアン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2016春夏メンズコレクションショーは、パレ・ドゥ・トーキョーを会場に開催された。
コレクションタイトルは「パンキー・マリー・アントワネット」。パンクやミリタリーの要素にロマンティックな側面を持たせ、ハードとソフトのコントラストでコレクションを見せた。シンプルなトレンチコートやミリタリージャケットには、ブラックパールと羽のネックレスやラインストーンをつないだネックレス、愛と情熱を意味する「I am red with love」のビーズ刺繍を施したチュールタンクトップをコーディネート。ダメージ風に編まれたニットはチュールのリボンでトリミングされ、フェミニンな味付けがなされている。その他のダメージニットにもチュールのリボンが編みこまれ、更に羽が刺繍するという懲りよう。シューレースを編んだフリンジアクセサリーも目を引いた。
しかし、今シーズン特に目立っていたのが、モチーフを描いたケープとカマーバンド使い。東洋的なフェニックスの意匠を刺繍したものや、犬、鳥の巣の写真プリントしたものなどが登場。特にケープは旗のような視覚効果をもたらし、強烈な印象を残した。