JRと東京メトロの八丁堀駅のすぐ近くに新たなホステル「WISE OWL HOSTELS TOKYO」が7月22日にグランドオープンする。OWLとは英語でふくろうを意味し、「ふくろうの如く賢く夜行性で、夜まで遊び尽くす」をコンセプトにしている。エントランスにはそのコンセプトの象徴的な存在としてユーラシアワシミミズクの「八」女将が勤務する。
ベッドは東京の夜を遊び尽くして帰ってきたゲストが短い睡眠でも快適な眠りを得られることにこだわり、シモンズ製のマットレスを導入。宿泊スペースは2階から5階で、一泊の料金は男女混合のドミトリーが3,600円から、女性限定のドミトリーが3800円から。個室もあり、2段ベット型が7,600円から、ダブルベッド型が8,000円から、4名ドミトリーファミリータイプが1万5,000円からで、宿泊料金は時節に応じて変更される。最上階となる6階には83.81平米の家具付きサービスアパートメントを導入。キングサイズベッド1室とセミダブルベッドの1室で最大4人まで宿泊可能。海外からのファミリーでの滞在客を想定している。室料は月額60万円から(宿泊スペースの料金は税・サービス料込)。
建物の1階と地下1階には宿泊者以外でも訪れることができる飲食店を併設した。1階には出汁をテーマに日本全国の日本酒が楽しめる「地酒・おでん・肴 フクロウ」と三軒茶屋の「OBSCURA COFFEE STAND」のコーヒー豆を使ったスペシャリティコーヒースタンド「WISE OWL CAFE」を展開。地下のSound & Bar「HOWL」はバースペースのほか、ライブも楽しめるスペースとして究極に心地よいサウンドを求め、建築音響の霜田英麿、真空管アンプの小松音響研究所、飛騨の木工会社Oak Villageの協力のもと、Yosi Horikawaによるこの場のためのスピーカー設計により総面積89.89平米のなかでも最高の音楽を感じられる空間が創り上げられた。7月9日にはメディアアーティストの真鍋大度らによる有料の音楽イベントも行われ、今後もアートパフォーマンスやDJイベントなどを楽しむ場としての展開を考えられている。
八丁堀駅は都心部だけでなく、東京ディズニーランドへのアクセスもよく、国内外の多彩な旅行客の利用を見込んでいる。企画・運営を行うシェアカンパニーによると、今後は渋谷や京都への進出を検討している。