フェラーリ最新作「Ferrari Portofino M」、跳ね馬の2+GTスパイダー・Ferrari Portofinoの進化形を発表

2020.09.17
「フェラーリ ポルトフィーノ M」は、新型コロナウイルスの流行による一時的なファクトリーの閉鎖が明けてから、最初に発表されるフェラーリであり、再発見の旅を象徴する存在だ。
フェラーリ(Ferrari)から、最新作「フェラーリ ポルトフィーノ M(Ferrari Portofino M)」が発表された。

跳ね馬の2+GTスパイダーである「フェラーリ ポルトフィーノ(Ferrari Portofino)」の進化形となる作。このプレミア発表会は、70年を超えるマラネッロの歴史上初の試みとして、完全なオンラインで実施。


新型コロナウイルスの流行による一時的なファクトリーの閉鎖が明け、フェラーリの遺産や情熱、完璧さへの飽くなき探究を最大限に尊重しながらも、イノベーションを追い求める跳ね馬の“再”スタート地点となった一台とも呼べる。こうした価値観をすべて盛り込んだのがこの「フェラーリ ポルトフィーノ M」。ちなみに“M”は、“モディファイ(Modificata)” を意味し、フェラーリでは、パフォーマンスを押し上げる進化を遂げたモデルに使われてきた名称である。



「フェラーリ ポルトフィーノ」から目覚ましい進化を遂げたこの新モデルには、技術的イノベーションも満載。特筆すべきなのが、再設計されたパワートレイン、真新しい8速ギア・ボックス、そしてRaceモードを含む5ポジションのマネッティーノで、これはマラネッロのGTスパイダーとしては完全な初採用となる。

これらに数多くの新技術が加わり、「フェラーリ ポルトフィーノ M」は、真のGTのパフォーマンスに、ドライビング・プレジャー、敏捷性、日常的に活躍する卓越した汎用性を兼ね備える、まったく前例のないモデルとして誕生した。

なお、本作のパワートレインは、4回連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・ イヤーに選ばれたV8ターボファミリーの3855 ccエンジンで、最適化によって、7,500 rpmで620 cvの最高出力を引き出した。これは「フェラーリ ポルトフィーノ」を20 cv上回る。
このモデルが達成した大幅な技術的進化を、目に見える形で強調しているのが、フロントエンドの新デザイン。特にバンパーは、さらにスポーティーでアグレッシブにアップデート。インテリアもエクステリアも、表現と目的が調和し、ときにシャープに、ときにソフトに、いっそう流れるようなフォルムとなっている。



跳ね馬が生んだ最新のデザインとエンジニアリングの傑作であり、「フェラーリ ポルトフィーノ」の完璧な進化形。先行モデルよりスポーティーな個性を持ち、それを凌ぐハンドリングを実現しながらも、車内の快適性を損なうどころか高めることに成功。

これに寄与するのが新しいオプションで、ADAS(先進運転支援システム)や、ベンチレーション及びヒーターの機能を備えるシートなどがそろう。こうして「フェラーリ ポルトフィーノ M」は、先行モデルの双子の魂を受け継ぎ、ルーフを閉じれば真のクーペに、開ければ純粋なスパイダーになると正当に表現できる市場で唯一のモデルは生まれた。これには、跳ね馬の全コンバーチブルの特徴であるリトラクタブル ハード・トップ(RHT)も貢献しているのは言うまでもない。

あなたのライフスタイルのあらゆるシーンにおいて、共に輝く一台となるこのコンパクトなサイズ感も理想的。「フェラーリ ポルトフィーノ M」は、比類ない汎用性と車内の快適性によって、まさに、乗るたびに“再”発見のを楽しむことができる最新モデルなのだ。


【主要諸元】
Ferrari Portofino M
■エンジン
タイプ V8 - 90° ターボ
総排気量 3855cc
ボア & ストローク 86.5mm x 82mm
最高出力(※1) 456kW(620cv)/ 5750 - 7500rpm
最大トルク 760Nm / 3000 - 5750rpm

■サイズ & 重量
全長 4594mm
全幅 1938mm(フェンダーミラーを含め2020mm)
全高 1318mm
ホイールベース 2670mm
乾燥重量(※2) 1545kg

■パフォーマンス
最高速度 > 320km/h
0-100km/h 3.45秒
0-200km/h 9.8秒

■燃料消費量 & CO2排出量
ホモロゲーション取得申請中

※1…RON 98ガソリンにて
※2…軽量オプション装備車





編集部
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