映画「100日間のシンプルライフ」モノや情報にあふれる現代社会で、本当に大切なものに気づく物語

2020.09.29
映画「100日間のシンプルライフ」が、12月4日からヒューマントラストシネマ渋谷有楽町、シネマート新宿ほかにて、全国順次公開される。

© 2018 Pantaleon Films GmbH / Erfttal Film & Fernsehproduktion GmbH & Co. KG / WS Filmproduktion / Warner Bros. Entertainment GmbH
作は、フィンランドで一大ムーブメントを起こしたドキュメンタリー映画「365日のシンプルライフ」を基に、フロリアン・ダーヴィト・フィッツ監督が、笑いや競争といったエンターテイメント要素をふんだんに盛り込んで、“価値観の異なる男たちの財産を賭けた勝負”の物語へと大胆に脚色したもの。ドイツベルリンを舞台に、2人の細マッチョなイケメンが、テンポの良い掛け合いを見せるエンターテイメント作品として昇華されている。

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全篇に漂うスタイリッシュな雰囲気と予測不能なストーリー展開に目が離せない!

メインキャストは、ドイツの人気俳優が競演。主人公のパウル役に、本作の監督・脚本も手掛けたフロリアン・ダーヴィト・フィッツ。そして、親友でありビジネスパートナーのトニー役には、マティアス・シュヴァイクホファーが登場する。

© Anne Wilk 2018 / Pantaleon Films GmbH / Erfttal Film & Fernsehproduktion GmbH & Co. KG / WS Filmproduktion / Warner Bros. Entertainment GmbH
インターネットの普及によって情報がすぐに手に入るようになり、好きなモノに囲まれ豊かな生活を送れるようになった現代。しかし、新型コロナウイルスの影響によって世界的に生活が一変した今年は、これまで以上にデジタルに頼らざるを得なくなっただけでなく、自身の生活や人生を見つめ直した人も多いはず。

勝負がきっかけで、人生で大切なモノは何か? 本当の幸せとは何か? を考える彼らの姿は、けっして他人事ではない。これは、今を生きる私たちの人生をより豊かにしてくれる物語の一つとなることだろう。

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■「100日間のシンプルライフ」あらすじ

好きなモノに囲まれ、自由気ままな独身生活を謳歌するプログラマーのパウル。5年前に開発した人工知能搭載アプリ「NANA」との甘い生活に心は満たされ、パウルにとってNANAは大切な存在になっていた。幼い頃からの親友で共同経営者のトニーは、デジタルに依存しているパウルを心配しつつも、自身の外見を磨くことに余念がない。 NANAをアメリカIT実業家に売り込むプレゼンで、“人を幸せにするために作った”と説明するパウルに対し、トニーは、“金儲けが真の目的である”と主張する。

結果、400万ユーロ(約4.9億円)で買い取ってもらえることになり、従業員と共に祝杯をあげるトニー。しかしNANAで金儲けをしようとしていたことが許せないパウルは、トニーにある勝負を持ちかける。

それは「持ち物すべてを倉庫に預け、裸一貫で所持金ゼロの状態から1日1つずつ必要なモノを取り戻し、100日間生活する」という、とんでもない勝負だった。  果たして、パウルとトニーは関係を取り戻すことができるのか。そして、100日目を迎えた彼らが選んだ、本当に大切なモノとは…?

なお、本作の公開に先立ち、この度予告編が解禁。まずはこちらをチェックしておこう。




■映画「100日間のシンプルライフ」サウンドトラック

本作で見逃せないのが劇中で使われる楽曲群。ファッションヘッドラインでは、劇中曲をまとめプレイリストを公開中。

作中曲のアーティストとして、カナダのシンガーソングライター・バハマ(Bahamas)や、ブルックリンを拠点とするインディーフォークロックバンドのビッグ・シーフ(Big Theif)などが参加。スタイリッシュな映像にマッチするフォーク調の曲が多く使われている。





【映画情報】
「100日間のシンプルライフ」
12月4日より、ヒューマントラストシネマ渋谷・有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開

監督・脚本:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
キャスト:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、マティアス・シュヴァイクホファー、ミリアム・シュタイン
配給:トランスフォーマー、フラッグ
提供:フラッグ
URL:100simplelife.jp
Twitter:@100_simplelife
Instagram:@100_simplelife

原題 100 DINGE / 英題 100 THINGS / 2018 / ドイツ / 111分 / カラー / シネマスコープ / 5.1ch / 字幕翻訳 吉川美奈子 / PG-12
© 2018 Pantaleon Films GmbH / Erfttal Film & Fernsehproduktion GmbH & Co. KG / WS Filmproduktion / Warner Bros. Entertainment GmbH
編集部
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