アメリカのアパレルブランド「J.クルー(J.CREW)」が、アジア太平洋地域における初のショップを香港にオープンする。出店場所は中環安蘭街(On Lan Street in Central)と国際金融中心(the International Finance Centre)=IFCモールで、2店とも2014年5月にオープンを予定している。
安蘭街店はメンズのみの取扱いで、「ラドロー(Ludlow)」のスーツ、シャツ、シューズなどのフルラインアップに加え、デザインチームが選んだパートナーブランドのアイテムを取りそろえる。パートナーブランドは、「エベッツ・フィールド・フランネルズ(Ebbets Field Flannels)」「バブアー(Barbour)」「ニューバランス(New Balance)」「バンズ(Vans)」など。
IFCモール店はウィメンズを取り扱い、限定アイテムや、特別な素材やプリントを使ったシリーズ、イタリア製カシミヤのアイテムなど厳選されたセレクションをそろえる。また、シューズ&ハンドバッグ専用のサロンも設けられる。
J.クルー・グループ・インク会長兼CEOのミラード・ドレクスラー(Millard Drexler)は「香港への出店は当然の決断だった。香港は、あふれんばかりのエネルギーに満ちていて、スタイル、デザイン、創造性に多大なる評価をしてくれる偉大なる都市」とコメントを発表している。
J.クルーは、2014年2月6日時点で、英国やカナダにを始めとする世界各国に452の小売店舗(J.クルー266店舗、メイドウェル65店舗、121の工場直販店舗)を持ち、J.クルーのカタログビジネスやEC、メイドウェルのカタログビジネスを展開している。中でも2012年3月下旬に開始したECサイトjcrew.comは、日本を含む100超の国々で展開。同年10月には、レーン・クロフォードとのパートナーシップにより香港でのビジネスをスタートした。