三井不動産は5日、「日本橋室町東地区開発計画」の第2弾にあたる「コレド(COREDO) 室町2」と「COREDO 室町3」に入店する全68店舗と、開業日が2014年3月20日に決定したことを発表した。同計画については、第1弾として2010年10月に「COREDO 室町」が開業済み。新店舗のオープンに合わせ、「COREDO 室町」と「日本橋三井タワー」の15店舗も同日リニューアルオープンする。
新施設とリニューアル店舗の商業コンセプトは、「日本を賑わす日本橋」。全国の食やこだわりのモノを提供する店舗や、深夜までにぎわう飲食店、ライフスタイルを提案するショップなど、全83店舗が出店する。「COREDO 室町2」の内装デザインを任されたのは、「パークハイアットソウル」や「ハイアットリージェンシー京都」などを手掛けた杉本貴志主宰のデザイン事務所「スーパーポテト」。「COREDO 室町3」は「マンダリンオリエンタル東京メインダイニング」や「W-HOTEL広州 FeiUltra Lounge」などを手掛けた小坂竜が率いる「A.N.D(AOYAMA NOMURA DESIGN)」が担当する。
「COREDO 室町」同様、老舗名店による新業態店舗が多数出店。「COREDO 室町2」には高級すきやきの老舗「人形町今半」によるすき焼き重専門店、「COREDO 室町3」には京都の老舗和菓子店「鶴屋吉信」と1893年創業の出汁・調味料専門店「茅乃舎」、「COREDO 室町」には京都の老舗漬物店「京つけもの 西利」などが入る。
「COREDO 室町2」の地下1階にはライブ感のある食物販ゾーンを展開。銀座「ペリニリョン」によるスープ専門店、「よねむら」のクッキー専門店、「中勢以」によるオーダーメイドのハンバーグ、横浜中華街の老舗「重慶 飯店」の点心など、「by Today ~できたてを本日中に~」をコンセプトにした22 店舗が集結する。
「日本橋三井タワー」地下1階の飲食ゾーンは「COREDO 室町タワーダイニング」としてリニューアル。新たに、ディナータイムに他店のメニューを一緒にオーダーできるサービスを導入する。誘致する店舗はアメリカングリルの「ザ・ビートダイナー」、親子丼や鶏ラーメンなどの「鶏料理・ちょこっと 料理 ほっこりや」大阪で人気を博している「釜たけ流うどん 一寸一杯」など。
「COREDO 室町3」の見どころは新たなライフスタイルを提案する雑貨店。日本橋初出店となる「無印良品」を始め、初のカフェ併設業態である「CLASKA gallery&shop“DO”」、APEC2010に出席した各国首脳への贈答品に選ばれた「SUS gallary」など、こだわりのモノづくりを信条とする18店舗が新たな「衣食住」を提案する。
飲食や物販以外の注目店舗は、「COREDO 室町2」にオープンするシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日本橋」。全9スクリーン、約1,800席の規模に加え、都内初となる独自規格の「TCX(TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)」と3次元的な表現が可能な革新的シネマ音響「ドルビーアトモス」を導入。都市型シネコンの新たなスタンダードを目指す。