「グッチ(Gucci)」は、ザ・フィルム・ファンデーションとともに、ニコラス・レイ(Nicholas Ray)監督、ジェームズ・ディーン(James Dean)主演の映画『理由なき反抗』(1955年)の修復を行った。11月1日には、完成した修復版のワールドプレミアがロサンゼルス郡立美術館(LACMA)のビング・シアターで開催された。
映画監督のマーティン・スコセッシが創設したザ・フィルム・ファンデーションでは、劣化した名画を修復・復元を行っている。グッチのサポートによるこのプロジェクトは本作で10作目。ワールドプレミアでは、グッチのクリエーティブディレクター・フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、カミーラ・ベル(Camilla Belle)らが、グッチのコレクションを着用して出席した。
翌日2日には、グッチがプレゼンティングスポンサーを務める「第3回アート&フィルム・ガラ」も開催され、LACMA評議員のエヴァ・チャウと俳優のレオナルド・ディカプリオがホストを、フリーダ・ジャンニーニがGala主催委員会の委員長を務めた。
この日、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督とアーティストのデヴィッド・ホックニー(David Hockney)に功労賞を贈呈。また、フランスの映画監督アニエ ス・ヴァルダ(Agnes Varda)の4作品を修復・保存するために、ザ・フィルム・ファンデーションとLACMAとアネンバーグ財団が初めてコラボレーションすることも発表された。
同イベントにもグッチを着用したセレブリティが多数出席し、アーティストのスティング(Sting)とダーニ・ハリスン(Dhani Harrison)によるスペシャルパフォーマンスも行われた。