「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は11月14日、上海にフラッグシップストアをオープンする。
店舗は、ビジネス街の中心・淮海中路沿いにあるIAPMモールに位置。ミラノに次ぐ世界2番目の規模となる店舗は地上2階建て、面積は790平方メートル超。建築家のデイヴィッド・チッパーフィールド(David Chipperfield)が、クリエーティブディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)とピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)の掲げる新たなブティックコンセプトに基づき、パラッツオ(宮殿)をイメージしてデザインした。
書斎をイメージしてモザイクを垂直に配したアクセサリーエリア、トスカーナ州カラーラ産の大理石片や白い漆喰の壁、寄木、テラッツォマーブルを用いた床や鋳造物など、ブランドを象徴する要素を用いた部屋に分かれている。
アイテムは、部屋の縁に沿って配されたカーボンファイバー製のラックやシェルフにディスプレイされる。什器に取り入れられたLED照明は、棚の存在感を消すよう照明計画が組まれている。天井照明は、見えないように配置された照明やクリアな白色灯を部屋の周辺部に取り入れつつ、中央部には光学レンズをはめ込んだ真鍮のベゼルを様々な形に組み合わせたシャンデリアを配置。メイン階段中央の空間には、ペンダント状のシャンデリアを配した。
14日には、13時よりテープカットとオープニングセレモニーが行われ、キウリとピッチョーリによる特別デザインコレクションのランウエイショーが、21時より開催される。