女優で映画監督のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(Valeria Bruni Tedeschi)は1964年11月16日生まれ。イタリア・トレノ出身。
9歳の時にパリに移住し、アマンディエ劇場の俳優養成学校に進学。87年公開のパトリス・シェロー監督作品『Hotel de France』で映画デビューを果たす。93年公開の『おせっかいな天使』では、主役のマルチーヌ役を演じてセザール有望若手女優賞を受賞。これが出世作となり、以降彼女はイタリア映画も含め、様々な作品に多彩なキャストで出演している。04年には『ふたりの5つの分かれ路』で、ヨーロッパ映画賞女優賞の候補となった。
一方、ヴァレリアは映画監督としても活動しており、03年のデビュー作『ラクダと針の穴』では、主役のフェデリカを演じただけでなく脚本も担当。更に、07年には監督作品『女優』を発表している。
私生活では『女優』に出演した俳優のルイ・ガレル(Louis Garrel)と交際していたが、12年に破局している。